感じされられる言葉が詰め込まれた、今日の天声人語。忘れぬ内に、残して置きたい。



2月28日 天声人語

「10年後には日本のように、自由と民主主義と教育がある国に」。ムバラク大統領を放逐したエジプトで、日本語通訳の青年(23)が明日を語った。時代と人の出会いを考えさせる2月の言葉から

日本で活躍するエジプト人タレント、フィフィさん(35)も市民革命を誇った。「夢がない貧しさはみじめですが、希望のある貧しさは耐えられる。明日やるべきことが見えているのはいいものだと思う」

殺人で終わった「革命」もある。元連合赤軍の永田洋子(ひろこ)死刑囚が65歳で病死。「冬になると体を壊していた。体のどこかに事件のことが残っていたのかもしれない」と、文通していた作家の瀬戸内寂聴さん。元同志の加藤倫教(みちのり)さん(58)は「自分たちの中に過ちがあったと認めきっていない」

100歳でなお現役の挿絵画家、中一弥さんには「やるべきこと」が多い。「私の絵はまだまだ。もう一つ向こう側に何かある気がする。私のような怠け者は、寿命をたくさんいただいてもやりたいことがやりきれない」

往年の人気デュオ、Winkの鈴木早智子さん(42)はバブル期を「大切な宝物」と言う。「今の若い人たちは、皆で共有したハッピーな時代を持っていない。それぞれが、それぞれの楽しかった思い出しかないでしょう」

駒沢大准教授の飯田泰之さん(35)は、右肩上がりの昭和30年代を懐かしむ風潮を「三丁目の夕日症候群」と呼ぶ。「要は、僕たちがまだ見たことのない平成の『三丁目の夕日』の世界を、どうつくるかです」。希望はいつも、懐古を超えた先にある。



この中一弥さんは、私などの数段も高い所にいる人であるには違いないが、言葉だけを取ると全くこれが私なのだと、鏡をみる思いがする。「私のような怠け者は、寿命をたくさんいただいてもやりたいことがやりきれない」。

無駄の半端ではなかった私の、今日までの人生。全くもって勿体無いと思う事頻りである。千利休ではないが、あの侘び寂の無駄を削った世界、茶道に入門でもしようかなあ。その前に、この脂肪を何とかしなくっちゃ。