はあはあ。息が切れそうなアップロード。上り坂がこんなに心臓を驚かすものだとは、数百段の石段を上った以外に感じた事はない。

S.Sさんに尋ねた事があった。「これが当たり前だと思っているから、しんどいなんて思った事はない」と以前聞いた。急にそんな事を思い出しながら、これなら心肺が鍛えられ、知らぬ内に肺活量も増えるのではないかと、はあはあしている癖に、羨ましく思いながら歩いた。

Sさんから、マッコリを買ったから飲まないかと、誘いを受けていた。それが、今日2月22日であったのだ。10時過ぎに着いた。Sと言うのは旦那で、S.Sは奥方である。

なんやかんや話しながら、S.Sさんのリードでセッションに入る。マッコリを飲む事ばかりを考えていて、Sさんからセッションでもと聞いた時、オカリナを幾つか持参しなければと思った程だ。まさか10時から飲み出すなど、考えなくても分かる事だ。

まず「マイボニー」である。Sさんのアルトリコーダー。S.Sさんのピアノ。私のオカリナで。もっと音楽をやっておけばと思う程、簡単な初見に必死な自分が可笑しく映る。それでも、美しくハモっている。

S.Sさんが、次々に選んでくれる。その「エーデルワイス」も懐かしい。チェリーちゃんが走り回る。Sさんの膝に上がって来る。Sさんは、そんな状態でも吹いている。私にも、随分慣れてくれたと思う。色々演って、最後は「スカボロフェアー」となった。もう2時間が経っていた。

Sさんはピアノも堪能で、SさんにしてもS.Sさんにしても、音楽に堪能であって、またその道のプロとなれば、私など母親に手を繋がれ、ピョンピョン跳ねている子供のようなものだ。それでもオカリナを吹いて、今更のように音楽を齧りたいと思うのだから、焦りと足掻きの渦の中で、まるで洗濯機の中にいるようなものであろう。

今までに見た事のないマッコリがある。すると大きな土鍋が運ばれた。何と、豚肉や野菜を入れて煮た、コッチュの入った韓国風の鍋物だった。簡単に言うと、キムチ鍋だけど。マッコリで乾杯をした。「マッコリ野郎の認定状を作ろうと思っていたけど」とSさんが言った。

私が思い切り振ったマッコリのボトルは、蓋を取ると吹き零れた。炭酸が入っている事は分かっていたが、混ぜる事にしか頭が行っていなかったみたいだ。

話も鍋もマッコリも美味い。鍋は最高の味だった。三拍子揃うと時間も過ぎるのが早い。何ともう2時になっていた。慌ててお暇をしたが、4時間もいるなんて、何の所為だろう。何時もこうなのだ。

帰るちょっと前に、リキュールを持って来てくれた。何と、「柚子日和」と言う、アルコール入りの柚子絞りであった。これが、TVでよく聞くメチャうまと言うのだ。それが神戸の酒造のものだった。

他に、「はちみつ檸檬日和」「紅梅日和」があり、「はちみつ檸檬日和」を飲んで見たいと言う話になった。ここで紹介してもいいかな。折角だから、是非注文して飲んではどうだろうか。女性の美容には、持って来いのお酒である。

魚崎にある酒造で、メインの日本酒も美味しそうだ。株式会社浜福鶴銘醸と書いてあった。

今度は、ダウンロードを歩く。息せき切る事はなく、あっても飲みすぎのお酒の所為だろうが、そんなに飲んでいないので、強いて言えばほろ酔い状態か。雲の上を歩いているような気分だ。

赤い顔をしていたが、恥らうこともなく、坂道を気持ち良く下って行った。