しんしんと雪の降り積む深夜の、除夜の鐘の音が心に沁み込んでいく。

12月31日と1月1日との境目が分からない。時報が辛うじて意識させる。その新しい年の匂いを。

2011年。平成23年。2つとないその年が、紛れもなく訪れた。

来年もよろしくと言っていたのに、もう、今年もよろしく、に変わったこの時。

365日の1日が始まった。記念すべき1番目の元旦である。何番目かにきっと仕組まれている喜びの日を待ちながら、始まったばかりの兎の絵巻の一歩を転がしてみる。

悲しみや苦しみを描くのはよそう。喜びや嬉しさを強く描いて生きる事にしよう。そうすれば、人にも少しは、その気持ちを分けて上げられるような気がしたのだ。自分が沈んでいたら、浮かび上がる事さえ出来ないではないか。

そんなささやかで大胆な夢を抱いて、今年を創造しようと思っている。



みなさん、

早速ですが、


「あけまして、おめでとうございます」

「今年も、よろしくお願いします」


2011年1月1日
            オカリナの詩