19日は、10時から11時まで練習しようと言う事になった。例の如く10時を少し過ぎてから行くのは、練習量が少なくなる。高速バスは通勤時間帯には多くなり、8時47分と53分があり、47分に乗ろうと決めていた。
娘はいつもその頃出勤の為に高速バスに乗る。47分に乗ると言ったら、それは土日祝日に運行する時間だと言った。置き時計を見ると35分だ。40分に乗る為に、慌てて飛び出した。娘は後から悠々と歩いて来た。
最後部辺りの2人座れる席に進んだ。娘は前から2番目の席に座った。三宮を降りた時メールが入っていて、急いで電車に乗るので先に行く、と書いてあった。
9時5分には順調に着いていたのには驚きだった。渋滞を予想していたからだ。9時52分の阪急電車は明らかに、10時10分を少し前Sさん宅に着く事になる。いつも乗ろうとして乗れない42分の電車なら、10時前にSさん宅に着くので理想だが、今日はその前の電車に乗る余裕があった。5分から本屋さんに入った。本を2冊買った。
時間潰しではなく、その間本が見られるのは有り難い。「早起きは三文の徳」ではないが、早く行くのも徳である。その1冊は「まいにちハングル講座」の12月号である。今回は済州島の写真が載っていて、もう心は遠くハルラサンに飛んだ。この山は標高1950メートルで、韓国の最高峰だ。今度行ったら登れるかな。
もう1冊は、特に聞きたい人には教えてもいいが、敢えてその必要もなかろうと思う。はじめに、の文章の冒頭だけ書いてみよう。ああ、それなら知ってる、と言う人もいるかも知れない。
悲しいよりは楽しいほうがよい。
怒るよりは喜ぶほうがよい。
これは、人間の自然な感情である。
周囲の人たちと仲良くして、毎日を楽しく過ごしていくことができれば、ストレスとは無縁の「地上の楽園」だ。
とまあ、書き出しはこんな所だ。正しく私が日頃思い描いている世界である。私が思うと言う事は、大半の人はそう思っているに違いないし、著者は、その辺は十分に計算済みであろう。けれどその冒頭は、それでも読んでみようと思わせた。
もう1冊は1000円を越えていたと思うが、その時間の間に大急ぎで全部読んでしまった。2冊も買ったのだから、これ位は許して貰おう、と勝手に思った。その本の中のとても印象に残った言葉がこれだ。
「お母さん、私を生んでくれてありがとう。と言うけど、私はあなたが生まれる前から愛していたのよ。これは私の勝ちね」
何と素敵な言葉だろう。何と幸せな娘だろう。こんな言葉只で頂いたのだから、三文ポッチの徳所ではない。
Sさん宅に着くと、外にいたS.Sさんが、
「今日は早いですね」
と言って戻って来た。
早速練習開始。唱歌が幾つか入っている曲は「秋から冬へ」と言うとても綺麗な題名になっていた。S.Sさんが付けたものだと思う。
やっぱりまだひっかかる所がある。家では何とかやれていたが、こうしてピアノとリコーダーが加わると、速さの関係などで楽譜を飛ばしたりする。家で練習している時は、極力速く練習していたので、少し遅いのは随分助かるが、もう明日の事で、それも真っ白になったらもうお仕舞いだ。
明日は先に他で私だけ演奏するので、2連チャンだ。何だか突然忙しい人になったみたいで、ワクワクする。次は、「愛の挨拶」だ。これは速いパッセージがあると言う訳ではないが、指を間違うと、途端に奈落の底へ。
完全には上手く行かない。でもS.Sさんは、
「最初の事を思ったら、随分とよくなってますよ」
と、優しい言葉をかけてくれた。何が何でも、明日が勝負だ。カジノでスッカラカンにならないような勝負をしたいものだ。何があろうと、一発勝負なのである。
Sさんの表現を借りると、「一か八かだ」そうだ。
その2曲を何度か練習して、11時を過ぎたのでS邸を後にした。
王子公園前駅では、11時30分の三宮行き電車に乗った。すぐに着いた。今日はカツ丼を食べる事に決めていた。
ここは阪急西口である。娘が、カツ丼の美味しい所があると、随分前に教えてくれていた事を思い出した。私は、三宮センター街の地下が、今の所まずまずかと思っているので、娘の言葉も素通りしていた。
この狭い阪急西口商店街は、もう飲食街だ。少し西に歩いて、左手にカツ丼の店はあった。そこに行くまでにカレーの店、寿司の店、海鮮の店などが林立している。私は只管カツ丼の店「七兵衛」に来た。
自動販売機で、普通のカツ丼の券を買った。卵2個入りで580円は安い値段だと思った。狭いコの字になったカウンターは7~8人で一杯になる。揃いも揃ってでかい男が3人、所狭しと動いている。動き回るスペ-スはない。
暫くすると私のカツ丼が出来て来た。最初気になっていたが、箸が何処にも見当たらず、一緒に出て来るのだろうと思っていた。所が、木製かプラスチック製か良く分からないが、スプーンが付いていたのだ。えっ? と思いはしたが、食べ始めると大変勝手がいい。箸より食べ易いのである。
旨っ! そう思った。私好みの濃い味で、甘辛い。カツは、一口サイズに切ってある。大変食べ易い。これなら女性にも好評だろう。などと思っていると、女性客が、持ち帰りを注文していた。男の人が注文していたカツ丼を取りに来て、10個分位を提げて帰った。両替のおじさんも来た。これは同業者だと思った。
旨い! 近い! 安い! 娘の言う事をもっと早く信じて置けば良かった。もう病み付きだ。早速「三宮、阪急、七兵衛」と言う図式が出来上がった。もう、阪急西口のカツ丼だ。でも私のカツ丼巡りは終わらない。これが最高の旨いカツ丼だとはまだ思えないからである。それでももう90点を付けてもいいと思う。どんどん人が入って来る。12時になっていないからすっと食べられた気がする。
満足しながら、今度は歩いて元町のヤマハへ行った。随分長く楽譜を見たり、CDを見たりしていた。ユンディ・リのピアノで、最近のショパンもある。
今までの判子を押してもらっていたカードがあり、2500円分が溜まっていた。このポイント制度は、来年の5月をもって廃止になると言う。どうせなら早く品物を貰って安心したいと思った。
結局前から気になっていた、村冶佳織のギターCDを500円足して購入した。「Soleil portraits2」だ。この中には「ギターのためのカルメン組曲」「サウンド・オブ・ミュージック」「プレリュード(雨だれ)」などが入っている。まだ聴いてはいないが、ブログを済ませ、オカリナの練習を済ませたら、ゆっくり聴こうと楽しみにしている。
もうヤマハで疲れて欠伸が何度も出るし、くたくたになった。無性に、来る時にちらっと見た「ひょうたん」の餃子と泡盛が頭の中を去来した。ガソリンを補給しないと動けそうにない。ついふらっと入ってしまった。お客は2人いた。餃子2人前。1人前は王将と比べれば遥かに高く、370円もする。
泡盛よりビールかと思ったが、中瓶で400円を越え、小瓶で300円を越えていた。
「この紹興酒は、一杯でいくら?」
と聞いた。
「小さなグラスに一杯いれて200円」
と言う。
「じゃあ、紹興酒」
と言うと、棚から壷を下ろし、それを並々と注いだ。と言っても、なんとグラスの小さいことか。お猪口の2杯分位しかないではないか。でも、味噌ダレで食べるここの餃子は絶品だ。出来るまで、味噌ダレにラー油やニンニクの汁や酢を入れて調合して置いた。ここの餃子は味噌ダレに尽きる。2時50分の高速バスに乗る為には15分はないとゆとりがない。2時20分位に入ったので、35分には出られるように食べようと思った。もっと時間が欲しいが、次のバスを、じっと待つのが今日は我慢出来そうになかった。
幸い、25分頃に出来上がったので、慌てて食べて33分には支払いを済ませて、店を出る事が出来た。年配の女性が一人入って来て、私の隣に座ると餃子を1人前注文した。ちょっと食べて帰る積もりなのだろう。持ち帰りの女性も一人覗いている。ここもカウンターだが、数人しか入れず狭い。
隣りに「八天堂」の生クリームパンがある。食べ過ぎは分かっているが、今度いつ来るか分からない。1個買って、歩きながら食べようと思って手に持った。だけれど、それは無理だった。結局出発までに3分程あったバスに乗り、その中で食べた。人から見たら、今頃遅い昼食を取っているのだなと思っているに違いない。パン1個でも、腹の足しにはなる。だが、カツ丼、餃子、パンのコースだとは、誰も気付くまい。
もう彼是6時になろうとしている。充実していると言うのか段取りが悪いと言うのか、明日の詰めの練習をしなければならない。近所の事も最近考え出したし。その後、何より村冶佳織のギターを聴きたくて、うずうずしている。
その前に、本番さながらにオカリナの練習だ。そうして、初めて言える言葉がある。
明日は明日の風が吹く、と。
娘はいつもその頃出勤の為に高速バスに乗る。47分に乗ると言ったら、それは土日祝日に運行する時間だと言った。置き時計を見ると35分だ。40分に乗る為に、慌てて飛び出した。娘は後から悠々と歩いて来た。
最後部辺りの2人座れる席に進んだ。娘は前から2番目の席に座った。三宮を降りた時メールが入っていて、急いで電車に乗るので先に行く、と書いてあった。
9時5分には順調に着いていたのには驚きだった。渋滞を予想していたからだ。9時52分の阪急電車は明らかに、10時10分を少し前Sさん宅に着く事になる。いつも乗ろうとして乗れない42分の電車なら、10時前にSさん宅に着くので理想だが、今日はその前の電車に乗る余裕があった。5分から本屋さんに入った。本を2冊買った。
時間潰しではなく、その間本が見られるのは有り難い。「早起きは三文の徳」ではないが、早く行くのも徳である。その1冊は「まいにちハングル講座」の12月号である。今回は済州島の写真が載っていて、もう心は遠くハルラサンに飛んだ。この山は標高1950メートルで、韓国の最高峰だ。今度行ったら登れるかな。
もう1冊は、特に聞きたい人には教えてもいいが、敢えてその必要もなかろうと思う。はじめに、の文章の冒頭だけ書いてみよう。ああ、それなら知ってる、と言う人もいるかも知れない。
悲しいよりは楽しいほうがよい。
怒るよりは喜ぶほうがよい。
これは、人間の自然な感情である。
周囲の人たちと仲良くして、毎日を楽しく過ごしていくことができれば、ストレスとは無縁の「地上の楽園」だ。
とまあ、書き出しはこんな所だ。正しく私が日頃思い描いている世界である。私が思うと言う事は、大半の人はそう思っているに違いないし、著者は、その辺は十分に計算済みであろう。けれどその冒頭は、それでも読んでみようと思わせた。
もう1冊は1000円を越えていたと思うが、その時間の間に大急ぎで全部読んでしまった。2冊も買ったのだから、これ位は許して貰おう、と勝手に思った。その本の中のとても印象に残った言葉がこれだ。
「お母さん、私を生んでくれてありがとう。と言うけど、私はあなたが生まれる前から愛していたのよ。これは私の勝ちね」
何と素敵な言葉だろう。何と幸せな娘だろう。こんな言葉只で頂いたのだから、三文ポッチの徳所ではない。
Sさん宅に着くと、外にいたS.Sさんが、
「今日は早いですね」
と言って戻って来た。
早速練習開始。唱歌が幾つか入っている曲は「秋から冬へ」と言うとても綺麗な題名になっていた。S.Sさんが付けたものだと思う。
やっぱりまだひっかかる所がある。家では何とかやれていたが、こうしてピアノとリコーダーが加わると、速さの関係などで楽譜を飛ばしたりする。家で練習している時は、極力速く練習していたので、少し遅いのは随分助かるが、もう明日の事で、それも真っ白になったらもうお仕舞いだ。
明日は先に他で私だけ演奏するので、2連チャンだ。何だか突然忙しい人になったみたいで、ワクワクする。次は、「愛の挨拶」だ。これは速いパッセージがあると言う訳ではないが、指を間違うと、途端に奈落の底へ。
完全には上手く行かない。でもS.Sさんは、
「最初の事を思ったら、随分とよくなってますよ」
と、優しい言葉をかけてくれた。何が何でも、明日が勝負だ。カジノでスッカラカンにならないような勝負をしたいものだ。何があろうと、一発勝負なのである。
Sさんの表現を借りると、「一か八かだ」そうだ。
その2曲を何度か練習して、11時を過ぎたのでS邸を後にした。
王子公園前駅では、11時30分の三宮行き電車に乗った。すぐに着いた。今日はカツ丼を食べる事に決めていた。
ここは阪急西口である。娘が、カツ丼の美味しい所があると、随分前に教えてくれていた事を思い出した。私は、三宮センター街の地下が、今の所まずまずかと思っているので、娘の言葉も素通りしていた。
この狭い阪急西口商店街は、もう飲食街だ。少し西に歩いて、左手にカツ丼の店はあった。そこに行くまでにカレーの店、寿司の店、海鮮の店などが林立している。私は只管カツ丼の店「七兵衛」に来た。
自動販売機で、普通のカツ丼の券を買った。卵2個入りで580円は安い値段だと思った。狭いコの字になったカウンターは7~8人で一杯になる。揃いも揃ってでかい男が3人、所狭しと動いている。動き回るスペ-スはない。
暫くすると私のカツ丼が出来て来た。最初気になっていたが、箸が何処にも見当たらず、一緒に出て来るのだろうと思っていた。所が、木製かプラスチック製か良く分からないが、スプーンが付いていたのだ。えっ? と思いはしたが、食べ始めると大変勝手がいい。箸より食べ易いのである。
旨っ! そう思った。私好みの濃い味で、甘辛い。カツは、一口サイズに切ってある。大変食べ易い。これなら女性にも好評だろう。などと思っていると、女性客が、持ち帰りを注文していた。男の人が注文していたカツ丼を取りに来て、10個分位を提げて帰った。両替のおじさんも来た。これは同業者だと思った。
旨い! 近い! 安い! 娘の言う事をもっと早く信じて置けば良かった。もう病み付きだ。早速「三宮、阪急、七兵衛」と言う図式が出来上がった。もう、阪急西口のカツ丼だ。でも私のカツ丼巡りは終わらない。これが最高の旨いカツ丼だとはまだ思えないからである。それでももう90点を付けてもいいと思う。どんどん人が入って来る。12時になっていないからすっと食べられた気がする。
満足しながら、今度は歩いて元町のヤマハへ行った。随分長く楽譜を見たり、CDを見たりしていた。ユンディ・リのピアノで、最近のショパンもある。
今までの判子を押してもらっていたカードがあり、2500円分が溜まっていた。このポイント制度は、来年の5月をもって廃止になると言う。どうせなら早く品物を貰って安心したいと思った。
結局前から気になっていた、村冶佳織のギターCDを500円足して購入した。「Soleil portraits2」だ。この中には「ギターのためのカルメン組曲」「サウンド・オブ・ミュージック」「プレリュード(雨だれ)」などが入っている。まだ聴いてはいないが、ブログを済ませ、オカリナの練習を済ませたら、ゆっくり聴こうと楽しみにしている。
もうヤマハで疲れて欠伸が何度も出るし、くたくたになった。無性に、来る時にちらっと見た「ひょうたん」の餃子と泡盛が頭の中を去来した。ガソリンを補給しないと動けそうにない。ついふらっと入ってしまった。お客は2人いた。餃子2人前。1人前は王将と比べれば遥かに高く、370円もする。
泡盛よりビールかと思ったが、中瓶で400円を越え、小瓶で300円を越えていた。
「この紹興酒は、一杯でいくら?」
と聞いた。
「小さなグラスに一杯いれて200円」
と言う。
「じゃあ、紹興酒」
と言うと、棚から壷を下ろし、それを並々と注いだ。と言っても、なんとグラスの小さいことか。お猪口の2杯分位しかないではないか。でも、味噌ダレで食べるここの餃子は絶品だ。出来るまで、味噌ダレにラー油やニンニクの汁や酢を入れて調合して置いた。ここの餃子は味噌ダレに尽きる。2時50分の高速バスに乗る為には15分はないとゆとりがない。2時20分位に入ったので、35分には出られるように食べようと思った。もっと時間が欲しいが、次のバスを、じっと待つのが今日は我慢出来そうになかった。
幸い、25分頃に出来上がったので、慌てて食べて33分には支払いを済ませて、店を出る事が出来た。年配の女性が一人入って来て、私の隣に座ると餃子を1人前注文した。ちょっと食べて帰る積もりなのだろう。持ち帰りの女性も一人覗いている。ここもカウンターだが、数人しか入れず狭い。
隣りに「八天堂」の生クリームパンがある。食べ過ぎは分かっているが、今度いつ来るか分からない。1個買って、歩きながら食べようと思って手に持った。だけれど、それは無理だった。結局出発までに3分程あったバスに乗り、その中で食べた。人から見たら、今頃遅い昼食を取っているのだなと思っているに違いない。パン1個でも、腹の足しにはなる。だが、カツ丼、餃子、パンのコースだとは、誰も気付くまい。
もう彼是6時になろうとしている。充実していると言うのか段取りが悪いと言うのか、明日の詰めの練習をしなければならない。近所の事も最近考え出したし。その後、何より村冶佳織のギターを聴きたくて、うずうずしている。
その前に、本番さながらにオカリナの練習だ。そうして、初めて言える言葉がある。
明日は明日の風が吹く、と。