自信の法則 ジェリー・ミンチントン
「自分を大切にする」
05 個性的な存在になる
◆ 「世の中でかけがえのない存在になるためには、つねに他の人とちがっていなければならない」ココ・シャネル
☆ 人と違っている部分を強調し、自分らしさを大切にしよう。世の中に特別な貢献をするには、個性を発揮する必要がある。
三宮のミントの東側にある東急インの前でシマさんが待っていた。朝9時20分頃だった。彼の車に乗せて貰い、一路大阪国際空港へ。またの名を伊丹空港と言う。
ターミナルビルの3階に大阪空港ホテルはあり、そこのロビーで会う筈だった。私たちは11時の約束の時間より30分位早く着き、モノレールのある辺りを歩いていた。突然携帯が鳴った。初めて聞くマリーさんの声だった。その様子から、優しそうな人だと思った。私の声も聞かれてしまったのだが、それはもうどうでもいい事だった。
「メールをしたけれど、見ましたか」
と言う話で、
「見ていません」
と言うと、ロビーを止めて空港ビルの4階にある展望デッキで会わないかと言う話だった。すぐ4階に向かった。左側には、姿がなかった。右側に回ると飛行機が滑走しているのが見えた。何人かの人がいて、一人の女性がベンチに腰を下ろし、飛行機を眺めていた。その人はただそちらの方を向いて、違う事を考えていたかも知れなかった。
ブログでやり取りをして来たマリーさんとシマさんと私が、この瞬間に会うのである。ブログを覗き合ったり、コメントをしたり、そこまでの事だったら誰でもが当たり前にする事だった。
後姿はマリーさんだと直感した。シマさんもそう思い、彼が初めに声を掛けた。マリーさんのブログのアップでは目隠しがしてあるものの、それ以外は髪型とかスタイルとか、そんなものは分かっていたのだ。ただ、肝心の目元だけが分からなかった。昔、「ごたいめーん」と言うようなテレビ番組があったが、正にそれは緊張の一瞬だった。
アバターとかけ離れていなかったし、寧ろあのマリーさんのアバターよりこちらの方がずっといいと思った。大き目のバッグとキャスター付きの大きなスーツケースを携えていた。
駐車場まで行く間も、現実と夢幻が錯綜していた。
車の中では、何度も会っている者同士のように3人は話した。高速に乗るのを外してしまったが、その方が長く喋れて楽しかったし、昼食の為には早過ぎなくて、お昼過ぎに神戸に着けて良かったのだ。
早速行ったのが、神戸文化ホールのすぐ東にある「もっこす」だった。麺を探しても中々見えないほど覆っているチャーシューのラーメンを先ず食べて貰いたかった。秋田では、チャーシューラーメンと言えば、チャーシューが2、3枚しか入っていないと聞いていたので・・。こんな12、3枚も入っているラーメンは土産話にもなると思ったのだ。
少し並んだが、満員だった。案の定、気に入って貰えて良かった。暑い所から入って来て熱いラーメン。涼しい秋田から来たマリーさんには、少々きつかっただろう。シマさんは首筋に汗が流れていた。
「私も汗が出ていますよ」
と、マリーさんが言った。
後、お茶を買って文化ホールの横の公園に行き、シマさんが持って来ていたサネン餅を食べた。食べれば入るものだ。いい匂いがした。
神戸オカリナフェスティバルが行われる文化ホールを見て貰って、シマさん推薦の45分で回るクルーズをする為の船に乗った。
ハーバーランド、川崎造船、三菱重工を見ながら神戸空港、ポートアイランドを、神戸港第一防波堤東灯台を中心に巡る。結構楽しい遊覧であり、7万トン級の船を建造中であるのも見る事が出来た。
遊覧船「ファンタジー」の旅はすぐに終わり、マリーさんはポートタワーなどを写していた。
南京町に行くと、大きな布袋さんの石像があった。腹の出具合が私と変わらない。ここに来る度、今日の事を思い出すだろう。
老祥記の豚まんを3個買って、1個ずつ食べた。熱々で、ジューシーで、今までとは違って美味く感じた。マリーさんは写真に撮る事を忘れない。
暫く歩いてすぐに元町商店街に出た。ヤマハに寄って楽譜を見た。ついでだし、私のブログのヤマハがどんな所か知って貰う事も、マリーさんが今後のブログを読む上でも想像が容易になって、いいだろうと思った。
またちょっと歩き、有名人が何人も訪れていると言う喫茶「観音屋」へ行った。地下にある。大塚愛、槇原敬之、鶴瓶、ギャル曽根などの有名人が来ている。浅野ゆう子も嵌まったと言う店だ。チーズケーキが独特なのである。もう今日中にアップする時間がない。皆が、と言っても私以外2人だが、異口同音に気に入ったと言った。マリーさんが後でどこかに送ろうとしている事でも、その特別な味の美味さが証明出来るのである。
湊川神社は今までよく行ったが、入り口付近までで奥まで行った事はなかった。シマさんが、そんな所を案内する計画に入れていた。
湊川神社は、言わずと知れた楠正成公に纏わる神社で、詳しいことはもう今日中に書く事は出来ないが、ずっと奥の殉節地を神社の人に案内して貰った。楠正成の戦没地なのだ。延元元年(1336年)5月25日、他の一族共々、弟正季と刺し違えて、無念の最期を遂げた場所だった。
マリーさんの動きが変だ。やっぱり蚊に食われていたのだった。後で薬局で塗り薬を買うと言っていた。枯山水の我々とは違うと思った。笑顔が優しく、かつ美人のマリーさんは、どこでもモテモテだろう。
ここで私は別れ、吉野家でうなぎ丼を食べて帰途に就いた。まだマリーさんが神戸に来た事が信じられなかった。明日はいよいよシマさんの三線の発表会がある。私もオカリナで参加し、マリーさんとコラボもする。その時初めて実感するのかも知れない。これが夢ではなかった事を。
般若心経に書かれている。「この世においては、すべての存在するものには実体がないという特性がある」と。
夢は現、現は夢。総ては、「明日」である。
「自分を大切にする」
05 個性的な存在になる
◆ 「世の中でかけがえのない存在になるためには、つねに他の人とちがっていなければならない」ココ・シャネル
☆ 人と違っている部分を強調し、自分らしさを大切にしよう。世の中に特別な貢献をするには、個性を発揮する必要がある。
三宮のミントの東側にある東急インの前でシマさんが待っていた。朝9時20分頃だった。彼の車に乗せて貰い、一路大阪国際空港へ。またの名を伊丹空港と言う。
ターミナルビルの3階に大阪空港ホテルはあり、そこのロビーで会う筈だった。私たちは11時の約束の時間より30分位早く着き、モノレールのある辺りを歩いていた。突然携帯が鳴った。初めて聞くマリーさんの声だった。その様子から、優しそうな人だと思った。私の声も聞かれてしまったのだが、それはもうどうでもいい事だった。
「メールをしたけれど、見ましたか」
と言う話で、
「見ていません」
と言うと、ロビーを止めて空港ビルの4階にある展望デッキで会わないかと言う話だった。すぐ4階に向かった。左側には、姿がなかった。右側に回ると飛行機が滑走しているのが見えた。何人かの人がいて、一人の女性がベンチに腰を下ろし、飛行機を眺めていた。その人はただそちらの方を向いて、違う事を考えていたかも知れなかった。
ブログでやり取りをして来たマリーさんとシマさんと私が、この瞬間に会うのである。ブログを覗き合ったり、コメントをしたり、そこまでの事だったら誰でもが当たり前にする事だった。
後姿はマリーさんだと直感した。シマさんもそう思い、彼が初めに声を掛けた。マリーさんのブログのアップでは目隠しがしてあるものの、それ以外は髪型とかスタイルとか、そんなものは分かっていたのだ。ただ、肝心の目元だけが分からなかった。昔、「ごたいめーん」と言うようなテレビ番組があったが、正にそれは緊張の一瞬だった。
アバターとかけ離れていなかったし、寧ろあのマリーさんのアバターよりこちらの方がずっといいと思った。大き目のバッグとキャスター付きの大きなスーツケースを携えていた。
駐車場まで行く間も、現実と夢幻が錯綜していた。
車の中では、何度も会っている者同士のように3人は話した。高速に乗るのを外してしまったが、その方が長く喋れて楽しかったし、昼食の為には早過ぎなくて、お昼過ぎに神戸に着けて良かったのだ。
早速行ったのが、神戸文化ホールのすぐ東にある「もっこす」だった。麺を探しても中々見えないほど覆っているチャーシューのラーメンを先ず食べて貰いたかった。秋田では、チャーシューラーメンと言えば、チャーシューが2、3枚しか入っていないと聞いていたので・・。こんな12、3枚も入っているラーメンは土産話にもなると思ったのだ。
少し並んだが、満員だった。案の定、気に入って貰えて良かった。暑い所から入って来て熱いラーメン。涼しい秋田から来たマリーさんには、少々きつかっただろう。シマさんは首筋に汗が流れていた。
「私も汗が出ていますよ」
と、マリーさんが言った。
後、お茶を買って文化ホールの横の公園に行き、シマさんが持って来ていたサネン餅を食べた。食べれば入るものだ。いい匂いがした。
神戸オカリナフェスティバルが行われる文化ホールを見て貰って、シマさん推薦の45分で回るクルーズをする為の船に乗った。
ハーバーランド、川崎造船、三菱重工を見ながら神戸空港、ポートアイランドを、神戸港第一防波堤東灯台を中心に巡る。結構楽しい遊覧であり、7万トン級の船を建造中であるのも見る事が出来た。
遊覧船「ファンタジー」の旅はすぐに終わり、マリーさんはポートタワーなどを写していた。
南京町に行くと、大きな布袋さんの石像があった。腹の出具合が私と変わらない。ここに来る度、今日の事を思い出すだろう。
老祥記の豚まんを3個買って、1個ずつ食べた。熱々で、ジューシーで、今までとは違って美味く感じた。マリーさんは写真に撮る事を忘れない。
暫く歩いてすぐに元町商店街に出た。ヤマハに寄って楽譜を見た。ついでだし、私のブログのヤマハがどんな所か知って貰う事も、マリーさんが今後のブログを読む上でも想像が容易になって、いいだろうと思った。
またちょっと歩き、有名人が何人も訪れていると言う喫茶「観音屋」へ行った。地下にある。大塚愛、槇原敬之、鶴瓶、ギャル曽根などの有名人が来ている。浅野ゆう子も嵌まったと言う店だ。チーズケーキが独特なのである。もう今日中にアップする時間がない。皆が、と言っても私以外2人だが、異口同音に気に入ったと言った。マリーさんが後でどこかに送ろうとしている事でも、その特別な味の美味さが証明出来るのである。
湊川神社は今までよく行ったが、入り口付近までで奥まで行った事はなかった。シマさんが、そんな所を案内する計画に入れていた。
湊川神社は、言わずと知れた楠正成公に纏わる神社で、詳しいことはもう今日中に書く事は出来ないが、ずっと奥の殉節地を神社の人に案内して貰った。楠正成の戦没地なのだ。延元元年(1336年)5月25日、他の一族共々、弟正季と刺し違えて、無念の最期を遂げた場所だった。
マリーさんの動きが変だ。やっぱり蚊に食われていたのだった。後で薬局で塗り薬を買うと言っていた。枯山水の我々とは違うと思った。笑顔が優しく、かつ美人のマリーさんは、どこでもモテモテだろう。
ここで私は別れ、吉野家でうなぎ丼を食べて帰途に就いた。まだマリーさんが神戸に来た事が信じられなかった。明日はいよいよシマさんの三線の発表会がある。私もオカリナで参加し、マリーさんとコラボもする。その時初めて実感するのかも知れない。これが夢ではなかった事を。
般若心経に書かれている。「この世においては、すべての存在するものには実体がないという特性がある」と。
夢は現、現は夢。総ては、「明日」である。