ぱらぱらとノートを捲っていたら、こんな素敵な言葉があった。これに就いては何も書く積もりはなく、ここに記して置いて、毎日眺めるのもいいし、口にするのもいいと思う。元気が出る事間違いなしだ。
「元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかも知れない成功について考えるのです」 ヘレンケラー
昨日(21日)の読売新聞を見ていたら、習字が目に入って来た。「祭典」と「急流」が、ワッと迫って来た。どちらも迫力があり、下の4文字と5文字の習字は霞んだ格好だ。
私はこの「急流」から目が離せなくなった。何と澄んだ美しい線だろう、そう思った。形はしっかりしながら、宇宙への広がりを感じたのだ。「祭典」は忠実に書こうとしているのがよく分かる。けれど、それ以上の魅力を感じない。それでも、素晴らしい文字には変わりはないのだけれど、「急流」は最優秀で「祭典」は優良だった。
「急流」の下の「金剛力士像」と「化感無心」は優秀となっている。「祭典」の下「車窓風景」と「青雲大志」は優良なのである。「急流」(最優秀)と「祭典」(優良)の間には優秀があったのだ。これで納得した。「急流」は余りにもダントツで、感性と品性が滲み出ていると思った。
第40回読売紙上書道展中央審査の小学校高学年の作品が、中央に6枚並んでいる。後小学校低学年と中学校の書が右側にある。
「大空」2年(最優秀)も「ゆめ」1年(優良)も素晴らしく、これはどちらが最優秀でも優良でもいいと思ったし、「ゆめ」など優秀でもいいと思う程だった。選者は「大空」に対しては「大きな空です。驚きました。すばらしい」と書き、「ゆめ」に対しては「しっかりした作。難しい回転がすごい」と書いていた。
高学年は全部6年が選ばれていたが、「急流」には「伸びやかでとにかくうまい。名前も上手」とあり、「祭典」には「祭の気分。伸びやかで楽しい。名前も上手」とあった。
日本書芸院名誉顧問の先生方の審査評は私にも参考になった。書の厳しさは音楽にも通じ、何気ない言葉から芸術の辿る道が如何に厳しいかを垣間見た気がした。
たくさん書こう(小学校低学年)
楽しみにしていた審査。とても立派に書けているのにまず驚きました。太くて豊かな心持ちがそのまま書けたすごい作品ばかりで、審査するのに困りました。
きっと元気に喜んでお習字をしているのだと思います。これからも思い切り書いて楽しんで下さい。しっかり書けるのは、やっぱり熱心にたくさん書く事だと思います。先生やお父さん、お母さんにもよく教わってください。きっとこれからもすごい作品が書けます。がんばって下さい。
伸びやかさ好感(小学校高学年)
習字はこのごろ少し振るわないと言われますが、最近ではテレビにも取り上げられ、注目され直してきたように思います。
各府県からえりすぐられた皆さんの今回の作品は、見事なものばかり。私は苦心して順位をつけさせてもらいましたが、他の先生ならば少々違うかも、という力作ぞろいでした。私は伸びやかな作品をまず選び、次に筆力が紙に食い込んだものを選び出しました。○○、○○、○○さんが代表的なもの。いっそう勉強を願います。
鋭さ失わずに(中学校)
書以外の勉強がたくさんある中、これだけの水準の作、やはり長い間書き続けた蓄積の結果だと思います。練度を要求される書はなんと言ってもたくさん習うことの継続です。許す時間を出来るだけ多く書に費やすように、これからも努力して下さい。筆を持つことから遠のくと、正直なものですぐに一本の線が鈍くなり、鋭さを失ってしまいます。中学から古典を直接お手本として習うことは大切なことだと思います。ご指導の先生とよく相談してがんばりましょう。
これらの先生方の審査評から、自分に言い聞かせるように一つの言葉に置き換えてみた。
諦めないで 必ず出来るから(オカリナ吹きのおじさんへ)
元気に、喜んでオカリナの練習をしていますか。これからも思い切り吹いて楽しんで下さい。しっかり吹けるようになるのは、やっぱり熱心に沢山吹く事だと思います。
そして、伸びやかに吹いて欲しいと思いました。薄っぺらな音ではなく、人の心に食い込むような音を作り出して下さい。
長い間吹き続ける事の継続が大切です。許す限りの時間をオカリナに費やすように、これからも吹き続けて下さい。オカリナを吹く事から遠退くと正直なもので、途端に不安定な自信のない音になったり、それまでに出来ていた事が出来なくなってしまったりするものです。
素晴らしい奏者だと思う人の演奏を遠慮なく真似たりして、そこに近づけて行って欲しいと思います。そうして、自分の音を掴み、作り出すのです。努力とは血の滲むような思いの連続ですが、それを乗り越えた所にだけ、素晴らしい視界は広がっているものです。希望を捨てないで、頑張って下さい。
この子供達の素晴らしい書から、また審査評から、以上の事を学ばせて貰った。もう、血の滲むような思いはしたくないが、死ぬまでやるっきゃない!
「元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかも知れない成功について考えるのです」 ヘレンケラー
昨日(21日)の読売新聞を見ていたら、習字が目に入って来た。「祭典」と「急流」が、ワッと迫って来た。どちらも迫力があり、下の4文字と5文字の習字は霞んだ格好だ。
私はこの「急流」から目が離せなくなった。何と澄んだ美しい線だろう、そう思った。形はしっかりしながら、宇宙への広がりを感じたのだ。「祭典」は忠実に書こうとしているのがよく分かる。けれど、それ以上の魅力を感じない。それでも、素晴らしい文字には変わりはないのだけれど、「急流」は最優秀で「祭典」は優良だった。
「急流」の下の「金剛力士像」と「化感無心」は優秀となっている。「祭典」の下「車窓風景」と「青雲大志」は優良なのである。「急流」(最優秀)と「祭典」(優良)の間には優秀があったのだ。これで納得した。「急流」は余りにもダントツで、感性と品性が滲み出ていると思った。
第40回読売紙上書道展中央審査の小学校高学年の作品が、中央に6枚並んでいる。後小学校低学年と中学校の書が右側にある。
「大空」2年(最優秀)も「ゆめ」1年(優良)も素晴らしく、これはどちらが最優秀でも優良でもいいと思ったし、「ゆめ」など優秀でもいいと思う程だった。選者は「大空」に対しては「大きな空です。驚きました。すばらしい」と書き、「ゆめ」に対しては「しっかりした作。難しい回転がすごい」と書いていた。
高学年は全部6年が選ばれていたが、「急流」には「伸びやかでとにかくうまい。名前も上手」とあり、「祭典」には「祭の気分。伸びやかで楽しい。名前も上手」とあった。
日本書芸院名誉顧問の先生方の審査評は私にも参考になった。書の厳しさは音楽にも通じ、何気ない言葉から芸術の辿る道が如何に厳しいかを垣間見た気がした。
たくさん書こう(小学校低学年)
楽しみにしていた審査。とても立派に書けているのにまず驚きました。太くて豊かな心持ちがそのまま書けたすごい作品ばかりで、審査するのに困りました。
きっと元気に喜んでお習字をしているのだと思います。これからも思い切り書いて楽しんで下さい。しっかり書けるのは、やっぱり熱心にたくさん書く事だと思います。先生やお父さん、お母さんにもよく教わってください。きっとこれからもすごい作品が書けます。がんばって下さい。
伸びやかさ好感(小学校高学年)
習字はこのごろ少し振るわないと言われますが、最近ではテレビにも取り上げられ、注目され直してきたように思います。
各府県からえりすぐられた皆さんの今回の作品は、見事なものばかり。私は苦心して順位をつけさせてもらいましたが、他の先生ならば少々違うかも、という力作ぞろいでした。私は伸びやかな作品をまず選び、次に筆力が紙に食い込んだものを選び出しました。○○、○○、○○さんが代表的なもの。いっそう勉強を願います。
鋭さ失わずに(中学校)
書以外の勉強がたくさんある中、これだけの水準の作、やはり長い間書き続けた蓄積の結果だと思います。練度を要求される書はなんと言ってもたくさん習うことの継続です。許す時間を出来るだけ多く書に費やすように、これからも努力して下さい。筆を持つことから遠のくと、正直なものですぐに一本の線が鈍くなり、鋭さを失ってしまいます。中学から古典を直接お手本として習うことは大切なことだと思います。ご指導の先生とよく相談してがんばりましょう。
これらの先生方の審査評から、自分に言い聞かせるように一つの言葉に置き換えてみた。
諦めないで 必ず出来るから(オカリナ吹きのおじさんへ)
元気に、喜んでオカリナの練習をしていますか。これからも思い切り吹いて楽しんで下さい。しっかり吹けるようになるのは、やっぱり熱心に沢山吹く事だと思います。
そして、伸びやかに吹いて欲しいと思いました。薄っぺらな音ではなく、人の心に食い込むような音を作り出して下さい。
長い間吹き続ける事の継続が大切です。許す限りの時間をオカリナに費やすように、これからも吹き続けて下さい。オカリナを吹く事から遠退くと正直なもので、途端に不安定な自信のない音になったり、それまでに出来ていた事が出来なくなってしまったりするものです。
素晴らしい奏者だと思う人の演奏を遠慮なく真似たりして、そこに近づけて行って欲しいと思います。そうして、自分の音を掴み、作り出すのです。努力とは血の滲むような思いの連続ですが、それを乗り越えた所にだけ、素晴らしい視界は広がっているものです。希望を捨てないで、頑張って下さい。
この子供達の素晴らしい書から、また審査評から、以上の事を学ばせて貰った。もう、血の滲むような思いはしたくないが、死ぬまでやるっきゃない!