遅すぎたとは思ったが、18日夜「蛮海」に19日の予約をした。1階から3階まであるのに、席は1つも空いていなかった。19日に会うかつての同僚は、久し振りに韓国料理の店にでも行こうと催促していたが、私はこの日本料理の「蛮海」が気に入っているし、ここを紹介する意味もあった。

7時に三宮の東急ハンズの前で会う事にしていた。電話では、カウンターならその頃に空くかも知れないと言う事で、ボックスでないのは残念だけれど、予約した。同期の会でかつて十数名で来た時に、初めて知った店だった。こんな繁華街のど真ん中にあるにしては、リーズナブルだ。


19日は夜までに、やる事がいくつもあった。オカリナの練習。ジム通い。帰ってからすぐにレッグマジック。ジムの最後の自転車で汗をかく。どうせシャワーをするのなら、このレッグマジックもやる方が二度手間にならないで済む。これも最後はびっしょり濡れるのだ。

1分間で痩せられる、と言う触れ込みだったが、DVDが付いていて、無駄な肉の付いていない明るいお姉さんと一緒にやるようになっていた。マシーンに乗って1分、降りて1分を繰り返すエクササイズを、計13分もやらなければならない。1分毎にメニューは少し違うが、結構なハードトレーニングなのだ。最後まではやるのだが、限界、目一杯である。息切れがする。そんなに甘いものではない事を思い知らされる。

額からはポタポタと汗が零れる。終わると、ハーハーと息が激しく、とてもすぐにシャワーを浴びたり、況して風呂に入ったりは出来ない。少し経ってからでないと、行動出来ないのである。

頭も洗い、新鮮な体で高速バスに乗った。


Yさんが東急ハンズの建造物に凭れていた。久し振りだったが、すっきりして元気そうだった。そのうち I さんもやって来た。2人ともまだ現役である。Yさんとは1年振り位か、本人がそう言っていた。

「蛮海」を予約している事を告げ、すぐ側のその店に入って様子を聞いた。すると、何とラッキーな事だろう。2階のボックスが用意してあると言う。愛くるしいママが言った。

「キャンセルが出たから、ここを取っておいたのよ」

泣かせるぜ。誰の台詞だ。こんな時はいつでもどこのママでも、顔が弥勒菩薩に見える。この世的には魅力菩薩かな。本当に満員で、従業員共々忙しそうに動いていた。

「凄いね、こんなに繁盛していて」

「今日だけね」

と言ってママは笑った。

「近くにギャラリーもあるから、いつでも使ってね」

「絵を飾って置く所?」

「いいえ、音楽でもやって貰っていいのよ」

「じゃあ、またオカリナ吹くのに使わせて貰おうか」

「どうぞどうぞ。30人位入れますよ」

それはいい。ドリンク付きで聴いてもらったら、演奏する者も聴く者も楽しいだろう。なかなかの手腕家と見た。

お品書きが出て、こんなにいい席で食べられるのが嘘みたいだ。飲み放題もAB2つのコースがあり、私は安いほうを予約していた。それは日本酒がないと言うだけで、ビールや焼酎やチューハイなどはある。

「安いほうの飲み放題だけど、それでいいか。ビールは発泡酒だけど」

「あ、それは止めましょう。発泡酒は駄目です。腹がパンパンになるから」

とYさんが言い、Aに変更した。

久し振りだったので話も弾んだ。ある人が採用試験に通った話をして、Yさんはこんな面白い事を言った。

「よく通ったと思う。松と杉の区別も付かないのに」

この例えは中々気が付かない程面白いと思った。ラストオーダー(飲み放題の)が来て、一人1杯だけと言われた。私はもう飲まなくていいと思ったので、権利をYさんに譲り、Yさんは島美人などの焼酎を2杯注文した。 I さんは日本酒が好きみたいで、日本酒を注文した。

オーダーは最後だが、後はいつまでいてもいいと言った。

帰りがけ2人に、いい事があるから住所、氏名、年齢を書いて渡しておくといいよと言って、2人はそうした。勿論年齢は冗談だ。この「いい事」とは、1月のブログに書いている。

今日の献立は何だっただろう。「本日の献立 弥生19日」の紙を持ち帰っていた。


本日の献立 弥生十九日

一 付出し三種
  よもぎ麩、塩辛、五目切干大根

二 お造り三種
  明石鯛、サーモン、鹿児島ぶり

三 蒸し鶏の胡麻ポンズサラダ

四 神戸牛ロースとバラ盛り岩塩焼

五 旬根菜チップ
  自家製魚介タルタルソース

六 もち豚と新じゃがのトマト煮

七 皿うどん

八 巻きずし、赤出し

九 自家製
  パンナコッタブルベリー入


東門の入り口近くに久々のホットドッグの車があった。昔、この車を見ると必ずと言っていい程、これを買って食べた。焼き具合も良く、本当に旨い。懐かしさも手伝って、皆の分3本買った。これを歩きながら食べるのである。すぐ食べる所に、旨い秘訣がある。お土産に持ってかえろうなど、もっての他である。

私は頭が全然働いていなくて、Yさんと地下鉄名谷で降りればいいのに、JRで帰ると言って垂水まで1人で帰ってしまった。全く、思考停止状態だった。酔っ払ったYさんは、どうして帰り着いたのだろうか。