「きかんしゃトーマス」から始まり「トムとジェリー」まで、ずっとアニメ漬けだ。孫とちらちら見ながら、ブログの返事や新しい記事の為のキーが叩かれている。
こんな頭が働かず、まとまらない時は、「編集手帳」に頼るに限る。漫画の声が、ガンガン響いて来る。では、3コラム!
2010.2.7 編集手帳
マニフェスト、という外来語は二つある。政権公約を意味するのは「manifesto」。産業廃棄物などの申告書類は「manifest」。立派な公約集と政策廃棄物一覧は紙一重だーー昨夏の総選挙前にそう書いた。
鳩山政権も半年近くたち、前者から後者へと移すべき政権がくっきりしてきたようだ。最たるものは子ども手当の「満額支給」だろう。実行すると年に5兆3000億円かかる。
子育て家庭への思い切った経済支援はいいが、国の財布から見て、やはり巨額過ぎる。2人の財務副大臣がそろって、「満額は難しい」と本音で語ったのはなかなか分別ある姿勢だった。
なのに上役からお叱りを受けた副大臣は一転、「うかつな発言だった」と陳謝したという。それでほかの福祉予算は確保できるの?と、医療や介護などの現場で不安が募るのは宜(むべ)なるかな。
高速道路無料化や農家の戸別補償など半年前に掲げた公約の数々を、現実的なものとそうでないものに、そろそろきちんと分別した方がいい。「分別」もまた爐佞鵑戮牒爐鉢爐屬鵑戮牒爐裡恩譴△襪、鳩山政権にはどちらも必要だろう。
2010.2.9 よみうり寸評
<つるしたままにしておく>――民主党の山岡賢次国会対策委員長がこう言った。自民、公明、みんなの党の3党が提出した石川知裕民主党衆院議員に対する議員辞職勧告決議案のことだ。
<つるしたまま>とは仲間うちの言葉だろう。品のいい表現とは遠いが、要はたなざらしで、審議・採決などしないことらしい。
これまで逮捕や起訴された議員の多くは最低でも離党だったと思うが、石川被告には離党の気配もない。「罪は秘書当時のことで、国会議員としての問題ではない。勧告審議には当たらない」と山岡氏と小沢幹事長。
強引で無茶な理屈だ。その幹事長は辞任の責任論などどこ吹く風。圧倒的な世論も意に介さず、続投で正面突破する。「嫌疑不十分の不起訴」を「潔白」で通す。
石川被告らは政治資金規正法違反、21億円超の巨額虚偽記入の故意を認めているが、幹事長はこれを「形式的ミス」と言う。カラスをサギと言いくるめるたぐいだ。
「民主党の倫理観がまさに表れている」と野党。批判の目は厳しい。
2010.2.13 編集手帳
呼べば応える「こだま」は漢字で「谺」とも「木霊」とも書く。梅の木が冬に耐えて花を咲かせるこの季節には、「木霊」の表記が似合うようである。
スポーツ観戦の楽しみは、木霊を聴くことにあるのかも知れない。故障を克服し、あるいはスランプを乗り越えて大舞台に臨んだ選手を「頑張れ、負けるな」と応援しているうち、自分が選手から同じ言葉で声援を送られていることに気づく。励ましたつもりが、励まされている。
テレビが中継する″街頭の声″でよく耳にする「元気をもらった」「勇気をもらった」という言い回しも、木霊をその人なりに受け止めた言葉だろう。冬季五輪バンクーバー大会がきょう、開幕する。
若木がいる。スピードスケートの15歳、高木美帆選手はリンゴのような頬にニキビの跡も初々しい中学3年生である。ジャンプの6大会連続・葛西紀明選手37歳、スピードスケート5大会連続・岡崎明美選手38歳のように、年輪を重ねた幹もいる。
木霊を反響させてくれるだろう日本選手団という樹林の、ほぼ全員に声援を送るつもりでいる。あえて「ほぼ」とした理由は言わない。
さてと、今から孫とパックに入った牛丼を鍋で解凍して食べる事にしよう。それから公園でボール蹴りだ。
このコラムも内容は少しずつ動いたりしているが、なんだか本来の意味で堂々と「変化」しているとは言えないのがまどろっこしい。
よみうりテレビでは、午後6時からバンクーバー五輪「開会式」″がんばれニッポンスぺシャル″を放映する。NHKでは午後7時30分から録画の開会式の模様を放映する。
コラム氏は到底全部の日本の参加選手の名前は挙げられないが、「ほぼ全員に声援を送るつもりでいる」と書き、「あえて『ほぼ』とした理由は言わない」と書いている。分かっている人、是非教えて欲しい。こう言う書き方をされると、知りたいのが人情だ。
開催国が準備した開会式は11時にからだったが、見落とした。録画になるが、是非見せて貰おうと思っている。
こんな頭が働かず、まとまらない時は、「編集手帳」に頼るに限る。漫画の声が、ガンガン響いて来る。では、3コラム!
2010.2.7 編集手帳
マニフェスト、という外来語は二つある。政権公約を意味するのは「manifesto」。産業廃棄物などの申告書類は「manifest」。立派な公約集と政策廃棄物一覧は紙一重だーー昨夏の総選挙前にそう書いた。
鳩山政権も半年近くたち、前者から後者へと移すべき政権がくっきりしてきたようだ。最たるものは子ども手当の「満額支給」だろう。実行すると年に5兆3000億円かかる。
子育て家庭への思い切った経済支援はいいが、国の財布から見て、やはり巨額過ぎる。2人の財務副大臣がそろって、「満額は難しい」と本音で語ったのはなかなか分別ある姿勢だった。
なのに上役からお叱りを受けた副大臣は一転、「うかつな発言だった」と陳謝したという。それでほかの福祉予算は確保できるの?と、医療や介護などの現場で不安が募るのは宜(むべ)なるかな。
高速道路無料化や農家の戸別補償など半年前に掲げた公約の数々を、現実的なものとそうでないものに、そろそろきちんと分別した方がいい。「分別」もまた爐佞鵑戮牒爐鉢爐屬鵑戮牒爐裡恩譴△襪、鳩山政権にはどちらも必要だろう。
2010.2.9 よみうり寸評
<つるしたままにしておく>――民主党の山岡賢次国会対策委員長がこう言った。自民、公明、みんなの党の3党が提出した石川知裕民主党衆院議員に対する議員辞職勧告決議案のことだ。
<つるしたまま>とは仲間うちの言葉だろう。品のいい表現とは遠いが、要はたなざらしで、審議・採決などしないことらしい。
これまで逮捕や起訴された議員の多くは最低でも離党だったと思うが、石川被告には離党の気配もない。「罪は秘書当時のことで、国会議員としての問題ではない。勧告審議には当たらない」と山岡氏と小沢幹事長。
強引で無茶な理屈だ。その幹事長は辞任の責任論などどこ吹く風。圧倒的な世論も意に介さず、続投で正面突破する。「嫌疑不十分の不起訴」を「潔白」で通す。
石川被告らは政治資金規正法違反、21億円超の巨額虚偽記入の故意を認めているが、幹事長はこれを「形式的ミス」と言う。カラスをサギと言いくるめるたぐいだ。
「民主党の倫理観がまさに表れている」と野党。批判の目は厳しい。
2010.2.13 編集手帳
呼べば応える「こだま」は漢字で「谺」とも「木霊」とも書く。梅の木が冬に耐えて花を咲かせるこの季節には、「木霊」の表記が似合うようである。
スポーツ観戦の楽しみは、木霊を聴くことにあるのかも知れない。故障を克服し、あるいはスランプを乗り越えて大舞台に臨んだ選手を「頑張れ、負けるな」と応援しているうち、自分が選手から同じ言葉で声援を送られていることに気づく。励ましたつもりが、励まされている。
テレビが中継する″街頭の声″でよく耳にする「元気をもらった」「勇気をもらった」という言い回しも、木霊をその人なりに受け止めた言葉だろう。冬季五輪バンクーバー大会がきょう、開幕する。
若木がいる。スピードスケートの15歳、高木美帆選手はリンゴのような頬にニキビの跡も初々しい中学3年生である。ジャンプの6大会連続・葛西紀明選手37歳、スピードスケート5大会連続・岡崎明美選手38歳のように、年輪を重ねた幹もいる。
木霊を反響させてくれるだろう日本選手団という樹林の、ほぼ全員に声援を送るつもりでいる。あえて「ほぼ」とした理由は言わない。
さてと、今から孫とパックに入った牛丼を鍋で解凍して食べる事にしよう。それから公園でボール蹴りだ。
このコラムも内容は少しずつ動いたりしているが、なんだか本来の意味で堂々と「変化」しているとは言えないのがまどろっこしい。
よみうりテレビでは、午後6時からバンクーバー五輪「開会式」″がんばれニッポンスぺシャル″を放映する。NHKでは午後7時30分から録画の開会式の模様を放映する。
コラム氏は到底全部の日本の参加選手の名前は挙げられないが、「ほぼ全員に声援を送るつもりでいる」と書き、「あえて『ほぼ』とした理由は言わない」と書いている。分かっている人、是非教えて欲しい。こう言う書き方をされると、知りたいのが人情だ。
開催国が準備した開会式は11時にからだったが、見落とした。録画になるが、是非見せて貰おうと思っている。