塚原は惜しかった。ボルトは凄過ぎた。ボルトを飛び越えて、世界が数字に酔い痴れた。9秒58。 「努力か奇跡か」。

素晴らしい攻防で4対4となり、9回の裏を迎えた。中京大中京のホームラン1本で、関西学院は最後の最後に、悔し涙を飲んだ。 「闘いは非情なものだ」。

ペットの捨て逃げが激増中だと言う。中国四川省では、金運を呼ぶ魚として、レーザー光線で観賞魚に刺青を施し、高く売っているそうだ。福・禄・寿・喜などの文字の入った魚が水槽で泳ぐ。思い上がりも甚だしく、悲しくなる前に反吐が出そうだ。 「厚情から薄情に」。



本棚で探し物をしていたら、平成8年に「私が集めた名言集」なるものが出て来た。ワープロの感熱紙に印字されていて、かなり薄くなっている。放置すれば文字も消滅することは必至なので、ここに載せて置きたい。

1.「Aさんったら、ちっとも町内の掃除に参加してくれないのよ。ホントに腹が立つわ」
  「Aさん、町内の清掃にあまり出てこられないけれど、いつも夜遅く仕事から帰ってこられるようだから、きっと お疲れなのよ。たいへんね」
※ どちらの気持ちになって考えられるか。
※ 肯定的に考える。

 2.幸せを刻むのも自分、不幸を彫るのもまた自分なのだ。(櫻木健古著『人間における幸福の追求―「生き方の基本」を身につけるために』ぱるす出版)

 3.「ほめことばを、上手に受けられる人は、めったにいないものです」(米国製マナーの本)
   「こんなのはなんでもない、ほんとは、もっとうまくやれるんです」(『ミス・マナーズのほんとうのマナー』暮らしの手帳社)
   「下品はいけない。しかし、下品になるまいとの努力を見せつけてしまうのもみっともない。失敗しないように、と冷や汗をかくくらいなら、失敗をしたほうがいい」19世紀英国マナーの本  4/8天声人語
 
     4.「防災教育の基本は友達づくりである」(新野幸次郎)
この震災体験は、いじめ問題についても非情に大きな示唆を与えている。
   「思いやりの心や他者の願いや痛みがわかるようになる」
   「命を大切にする態度や弱い人を助ける勇気と正義感」
※ いじめ解消のために必要な条件・・ならば・・震災体験によって子供達はそのいくつかを得ている。

5.教育とは「相手の魂に火をつけてその全人格を導く」というようなことができなくてはいけない。(森信三)

6.「下農は雑草を作り、中農は作物を作るが、上農は土を作る。(東井義雄)
    教師の本当の仕事は何か。
    震災は、知識や技能を教えることも大切だが、「人間づくり」を考える必要があることを投げかけている。

7.指導者の資質
  正しい針路を選ぶ知性と鋭い本能、そして国民にその道を行けと命じる権威。
○マネージャー
現実の状況を十分に理解し、与えられた機能と責任を心得て、自らの創意工夫で物事が実行されるよう監督することが役目である。
☆誰かが設定した方向や計画に沿って、確実に物事が実現されるよう監督するこ      
とが役目である。
○リーダー
 その方向を決定しなければならない。(どこに向かおうとしているのか方向を示し、
 導くことが求められる)。
☆ 語源 道を意味するところから・・運んでくれる人 付き添ってくれる人 導いてくれる人(シャルル・ドゴール)
            
 8.大5次中教審の方向づけ
   ○新しい学力観のキーワード・・「生きる力」(他人への思いやりの心、協力の精神)
   ○自分も他人も、「共に幸せに生きられる社会を築くために協力して行動する」とい
    う力をもつことの大切さを強調している(と受け止められる)。
☆根源 生涯学習社会に主体的に参加することであると考えれば・・。
 ・大人も子供も共に学びあうという内容をもつことが必要となりはしないか。
・子供から社会的な活動に積極的に参加するよう、家庭・地域・学校が連携し
 て子供に働きかける必要がある。

 9.電話の誕生 1876年(明治9)年・・・A・G・ベル。
          1889年・・・東京―熱海間 商用実験始まる。
         (声以外も聞こえるかのテストで、芸者が三味線をつま弾いた)。
   ○電話の普及・・第2次大戦後(一般家庭に広がるまで時間がかかった)。
   ○携帯電話・・10年足らずで1000万台突破
   ○端末メーカーがマナー向上に川柳を募集

・ 車内での一人芝居もほどほどに
・ 便利さが気遣いまでも忘れさせ
・ 人柄も社風も見せる話し振り
・ モシモシでイライラ充満電車内
・ 盗み聞きしたかのように睨まれる
・ 携帯が鳴ってる本人高いびき
・ 通夜の席お経に混じるベルの音
・ 人込みを選んでキザに電話する
・ 離すより見せたいだけで耳にあて
・ 遣い方知らぬ宝の持ち腐れ
・ 携帯の電話近頃たばこ並み     連休ぐらいはオフにしてみたら?
 
10.テニスの女王グラフを3時間半近い戦いの末破った伊達公子選手
   ○私のテニス人生の中で、一番といっていいほどすごくいい試合だった。
   ○4大大会は体力が重要。きょうみたいに一発勝負というわけにはいきません。

11.「悪を悪と見抜ける目を持った人間を育てること」オックスフォード大教育目標
   ☆大学教育の使命・・「世界が複雑になれば、個人の段階でも、政治経済、国際関
    係の段階でも悪を悪と見抜くには、価値観・倫理観に加え、広い知識や深い分析
    が必要になる」
☆サッチャー前首相自伝 パスカルの言葉を引用
「道徳の第一原則は明晰な施行である」

12.子供を守る学校で、子供の人権が侵されているのではないか。砦となって子供の人権を守る学校であってほしい。(神戸新聞4/25)阪神総局 佐野泰彦

13.「満天下の教育者よ、吾人の手に委託せられた神性を具せる児童少年に対し、溢るる程の慈涙を注ぎ得るの修養はあるか」。岡田五兎(師範生に問う)
   参考本「ローマ人の物語」(塩野七生)、「菜根譚」(洪自誠)[道徳に棲守する者は一時に寂マクたり。権勢に依阿する者は、万古に凄涼たり]、「ぼくはこんな本を読んできた」(立花隆・文芸春秋社)、「今日も、本さがし」(高橋英夫・新潮社)

14.○「人を見て法を説け」イコール「己を知り相手を知る」
   ○「丁重な対応」は「指導主事」という「肩書」に対してである。
   ○未熟な子供を導くという教師という営みは、「他を見る」ということを習慣化させ、
「自分を見る」ということが乏しくなる。 (井上博文)
   参考本 「ベラルーシのリンゴ」(岸恵子)、「幸福な性」一産婦人科医の愛と人生のルール(松本文絵)

15.「すみれと母ちゃん」
    ものすごく寒い日
ぼく 学校の帰り道で
むらさき色の花をみつけた。
「あっ、もうすみれの花が咲いている」
ぼく うれしくなった。
そのすみれの花をとって
走って帰った。
そしたら かあちゃんが
「すみれぐらいで 大きな声出すな」
と、顔をしかめて言った。
僕は何もする気がなくなった。

(高橋史朗著「感性を活かすホリスティック教育」広池学園出版部刊より)

16.心のありさまは目に見えませんが、人に接するときの言葉や行為にあらわれます。自然を感じられなくなるように、人の気持ちも感じようとしないと感じられなくなってしまう。

17.ある日、五郎さんの田舎の両親から宅配便が届きました。五郎さんの実家は農家です。
   「わあい。おじいちゃん、おばあちゃんからだ。何かなあ」
   はしゃぐ子どもたち。ダンボール箱が開くのを、今か今かと待ち構えています。箱の中には、スイカとメロンが一個ずつ、そして、その周りを囲むようにキュウリやトマトが入っていました。祐太君や賢太君のお菓子も忘れてはいません。そして、母親からの手紙が添えられていました。手紙には、両親の近況が書かれていたほか、一週間ほど前に啓子さんが送った五郎さん一家の写真を見て、子どもたちの成長ぶりに目を細めたことなどが書かれていました。五郎さんがハッとしたのは、次の文でした。
   「・・買えばいくらでも手に入るでしょうが、今の季節のものだから食べてください。スイカは小ぶりだけれど、きっと甘いと思います。小さいころ、おまえが好きだったから・・」
   五郎さんは胸が熱くなりました。何かしら温かいものを感じました。ずっと自分のことを気にかけてくれていたんだ・・。そんな親の気持ちがまっすぐに伝わってきたからです。 「ニューモラル」


これで褪せてしまって失われずにすんだ。まだ、他にもあるので、褪せぬ間に打ち直しておこう。綿の打ち直しとは関係ないけど、懐かしい言葉だし、思い出してしまった。似たようなもんだと思う。


小学生時代の恩師が言っていた。

「記録しときなさいよ。記録しか残らないから」

と。