幻の労研饅頭

かつて笠岡市に労研饅頭(略称「労饅(ろうまん)」)なる食べ物があった。
朝食に近くのお店に売られていたのを買いに行ったものだ。
労研饅頭は確か倉敷労働科学研究所で見いだされた?酵母菌を使った蒸しパン風のもので、独特の香りを持ちなんともいえない食感と風味、美味さのある一品である。
しかし、いつしか見掛けなくなり、作っていたおじいさんが無くなったとの噂を聞いていた。

とはいえ、道後温泉でも昔から「労研饅頭」が売られており、
種々の味付けをしたものや餡が入ったものが多種存在する。
確かにあの笠岡の労饅と同じ風味があるのだが、あの笠岡の素朴な真っ白な労饅、
黒豆がたっぷり入った労饅がもう一度食べたいと何度も思ったことがあった。

その情報を入手したのは数年前、従兄弟の子が里庄に「ローケンパン」なるものが売られていると言うのだ。情報の元、笠岡に行った際に入手するとかつての笠岡の労饅には及ばないが確かにあれに近い物が存在した。
今回、お彼岸ということもあって1年以上振りの墓参りの為に笠岡に来ており、その「ローケンパン」が笠岡駅近くのシーサイドモールにも売っていたという情報をキャッチし喜び勇んで買いに行った。
しかし、店内をうろうろしても見つからない。
店員のおばちゃんに聞いてみると昨日入荷したが売り切れたとのこと。
今日は市場が休みで入ってこないとの悲しい返事が帰って来た。

数時間後、かつては労研饅頭を売っていた駄菓子屋のそばを通りかかったので店内をチェックしたがやはりローケンパンは見つからず。
そのお店のおばさんに労研饅頭について聞いてみると、ナンとも衝撃の事実が発覚した。いや、発覚というよりは事実を再確認したといった方が正しいだろう。
やはり昔労研饅頭を作っていたおじいさんはお亡くなりになり、その奥さんも既に他界。その息子さんは今は向島で弁護士をしているらしい。
そらまぁしがない労研饅頭売りのあと取りより弁護士の方がええわなぁ・・・
あの労研饅頭が復活することはやはりあり得ないのだ、悲しい。
運悪く今回は買い逃したが、次こそはシーサイドモールで「ローケンパン」をゲットするぞ!

ちなみに、帰阪途中の龍野西SAで「塩味ソフト」を発見。
「たんぽぽソフト」もあったが前者を購入。
塩飴、塩羊羹等が好きな私にとってはなかなかの一品であった(っていう程でも無いけど)。

 塩味ソフトワッフルコーンあんこ付

「ローケンパン」情報、知ってる人がいたら是非教えて下さい。