読み書き障害(ディスレクシア)って知っていますか?
有名人だと、
スティーブン・スピルバーグ
トム・クルーズ
キアヌ・リーブス
…とか。
文字が読めない(読むのが困難な)先天性の障害です。
読めない人は、だいたいの場合書くのも難しいです。
彼らは台本を読むのではなくて、誰かに録音で起こしてもらって、耳で覚えるといいますね。
読めない代わりに、耳で覚える
このような苦手をカバーする方法で、大きな社会的成功を収める人達もいるのです。
海外では、このディスレクシアはとても知名度の高い障害で、
先月4日、世界ディスレクシアデーという日もあったくらい。
北欧の国々では、マクドナルドの屋外広告がディスレクシアの見え方を表したものになっていたとか。
じゃあ、日本では????
平成15年度の調査で、4.5%と言われています。
ホントかな…
(もっといるんじゃないかしら?)
そのディスレクシアの方々ですが、
こんな見え方の中で暮らしているのだそうです。
このことを知らない通常学級の先生が多過ぎる。
私も去年まで通常の学級担任をしていましたが、個人的見解で、このディスレクシアの実態を知る先生は10人に1人くらいだと思います。
特に30歳以上の先生は知らないですね。
クラスには必ず文字をたどたどしくしか読めない子、
何度教えても漢字の正しい形が覚えられない子がいます。
それを根性論で、努力が足りないからと拷問のように居残りさせたり、宿題として課す先生が少なからず存在します。
この春から特別支援の世界に来て、
こういった指導の実態を何とかしなくてはいけない、という使命感はもっていました。
ただ、どのようにすれば……
そんな矢先
たまたま巡回校のうちの1校の特別支援コーディネーター教諭から、
「特別支援教室の先生に、指導の実態などを教えていただきたい」
と校内研修会でお話をする機会を頂いたのです✨✨✨
その学校は全校児童700人超の学校だったので、
ディスレクシアの子供が
クラスに1~2人
学年に5人程度
全校で30人以上いるということ、
そして、特別支援教室で指導を受けているのは、そのうち2人しかいないこと
を伝えました。
落ち着かない、座っていられない、話を聞くのが難しい
衝動的に大声を出したり、友達に手を挙げてしまったりトラブルをおこしがちなADHD、
こだわりが強い、行動の切り替えが難しい、
場の空気を読んだり相手の表情や感情を理解するのが難しい、
コミュニケーションを取るのが苦手なASD
このような子は特別支援に繋がりやすい。
でも、大人しくて勉強が不得手な子供
…クラスでトラブルを起こさないならば特別支援は必要ないのか??
と、口で言っても記憶に残らないので
(実際、6時間授業が終わった後の研修会、先生達はお疲れなので、前半の制度紹介、教材紹介のお話では半数以上の方が夢の中…😪)
私が10年くらい前に受けた、鮮烈に記憶に残るワークをやっていただきました。
それは
鏡の中を見ながら、鏡の中に見える紙に正しい文字を書くワーク。
簡単ですが、ものすごーーーーく気持ち悪くなります😰😰😰😰😰
先生方の感想
「とにかく気持ち悪い💦」
「全然書けない💦」
「書き続けられない💦💦」
ディスレクシアの子は生まれながらにして、読み書き困難を抱えているからこそ、
学校教育が始まる頃には、彼らにあった読み方、書き方を教えてあげるべきである
早期発見、早期療育✨✨
が伝わったんじゃないかと思います。
あとは、もしやこの子はディスレクシア?
(見え方に問題がある??)
と思ったときに、してあげるとよい方法
○文節ごとにスラッシュを書く
○ルビをふる
○拡大コピー
○その行が見えやすいように定規や下敷きでほかの部分を隠す
○音読では、簡単な部分を読ませる
○ノートのマスは大きめに
○黒板の文字はすべてうつさなくてもよい
○書く量を厳選
など、教室ですぐにできる支援を紹介しました。
他にも、
パニックを収める方法の紹介
特別支援に繋げるための面談のコツについて話し、
最後は駆け足で味気ない講義になってしまったけど、
先生方は一生懸命メモしてくれていた姿から、
先生方も必要なことだと思ってくれていることがわかり、
あ~、いい仕事ができたなぁ🌈
とすがすがしい満足感。
実はこの研修会、具体的に実施案が決まったのは5日前でして😅😅😅😅
忙しい現場にありがちな話ですが、
目の回るような忙しさの中、
なんとか最後まで妥協せずに準備ができて、本当によかったです。
これで、少しでも
困っている子供や、困っている先生が救えたなら……
実は、教職員向けの講義をしたのは初めてだったけど、
いい手応えを実感できました。
自信を付ける良い機会でした。
こういう機会がどんどん増えていったらいいなと思います✨✨

