息子である弟の到着を待っていたかのように
ベッドのそばに彼が立つのとほぼ同時に旅立った
思いかえせば・・・
「父さんが倒れた!」
弟の電話で、急いで仕事を片付け
実家へと車を走らせた夜
病院の処置で意識を取り戻した後、
ホッとした後におきた誤嚥性肺炎、
そしてそれからは、意識のない寝たきりの状態で3年・・・
一級の障碍者手帳があったとはいえ
3年間の医療費は大きな負担だったし、
仕事をしながら、父の病院に通う母のことも気がかりで、
それでも、また意識を取り戻すかもしれないと
母は、最期まで父に語りかけることを止めなかった
そんな時を過ごしての最後の日、
孫二人が、じいちゃんの棺に寄り添った野辺送り
あれから12年の歳月が過ぎた
うちの息子は、家庭を持ち
弟の息子は、父を手伝う社会人となった
家族だけのささやかな時間
父の思い出を語らいながらの十三回忌
