トイレのタンク内部の水漏れ修理 | バイク好きおやじのブログ -今はXL1200Xに夢中-

バイク好きおやじのブログ -今はXL1200Xに夢中-

メンテ記録簿代わりのブログ。

トイレのタンクのフロートのバルブからチョロチョロと水漏れしているので修理する。

 

30年くらい前の物だから部品が無いかもと思ったが、ありました。

TOTOさん、さすがです。

 

ただ、バルブ部分だけあればよいのだが、入手できたのはアッセンブリ部品。

THYS4A という部番のロータンク用ボールタップという部品。

 

 

タンクの蓋を開けてみるとフロートが上がっているのにバルブ部から水が流れている。

外に漏れ出ていくるわけではないが、無駄に便器側に流れ出ている。

 

 

タンクの型はS721B

 

 

ある程度いろんな型に対応できるようになっているみたい。

 

 

止水栓をマイナスドライバで右に回して締める。

 

 

タンクの蓋の裏側。 30年一度も開けたことが無かったので汚い。

手洗い金具に繋がっている、樹脂パイプのネジ部を緩めて取り外す。

 

 

フロートの右に見える筒がオーバーフロー管で、

通常はそこまで水位は上がらないが、バルブから漏れているので

オーバーフローして便器側に流れている。

 

 

作業しやすいように水は流す。

オーバーフロー管に繋がっている黒いゴムホースを抜く

 

 

タンク外側のパイプをモンキーレンチなどで緩めて外す。

ゴムパッキンが入っている。

 

 

さらにボールタップを止めているツバ付きナットを

モンキーレンチなどで緩めて外す。

 

 

タンク内側にスライドして抜き取る。

 

 

新品部品の組み立て。

グレーのホースを差し込む。 フロートをねじ込んでロックナットを締める。

 

 

組付け前に、タンクをカビキラーとメラミンスポンジで綺麗にしています。

 

ボールタップ側にゴムパッキンを入れてからタンクの穴を通して

ツバ付きナットで固定する。 フロートの位置が下に来るように取り付けする。

 

 

給水パイプの袋ナットは形状が違うので古い方を使う。

ゴムパッキンは新品に交換する。

 

 

モンキーレンチなどで締め付ける。

ボールタップ側が一緒に回ってしまうので注意

 

 

グレーのホースをオーバーフロー管に繋げる。

ホースが折れないように注意

 

 

止水栓を開けてタンクに水を溜める。

泡はカビキラー

 

 

オーバーフロー管のWLのマークの位置に水面が来るように

フロートを調整する。

 

 

ピンク色の調整リングを上にスライドさせてから回して調整する

上から見て右に回すを水位が上がる。(90°で約8mm変化)

調整したら下にスライドさせる。(ロックする)

 

 

いい感じに調整できました。

 

 

次に止水栓で給水量を調整する。

フロートを手で押し下げて、水が入ってくる量を止水栓で調整する。

目安は、水面がオーバーフロー管から10mm上以下。

少ないとタンクに溜まるのが遅くなる。

多いとバルブが故障した時にタンクの外にあふれる。

 

 

綺麗にしてから手洗い金具へパイプを接続して蓋をすれば完成。

 

 

今時、こんなタイプは使われてないのかな

 

 

余ったいらない部品