人間は生物としての本来の姿に逆らって24時間社会といわれる状況を生み出してきた。
それにともなう睡眠障害の増加傾向に対してトータルな政策の確立がいま求められている。
寝つきが悪く睡眠が十分にとれない、夜中にしょっちゅう目が醒める、目覚めるのが早すぎてそれから眠れない、など不眠の訴えをもつ人が増加している。
とくに最近では都市部で勤務している人の不眠が増加している。
これらは、ストレスなどの心理社会的問題と大きく関係している。
一方で、仕事のために夜になっても眠らない人たちが増えている。
これは睡眠を慢性的に犠牲にするような活動様式が多くなっているためである。
夜勤や不規則勤務に従事する勤務者は、夜間に起きていることを要求される。
こうした勤労者では、仕事が明けた後、昼間に睡眠をとろうとしても塾睡できないことが多い。
このため慢性的な睡眠不足や疲労の蓄積が起こりやすい。