第84回選抜高校野球大会 開会式に思うこと。 | カープ・ドランク・ロックンロール
本日開催 第84回選抜高校野球大会。
奇跡的に 本
日 お休みをいただいてましたので
一日中 NHKで観戦しておりました。







前日、発熱により開会式リハーサルを欠席した

選手宣誓を務める予定の 石巻工(宮城)の阿部翔人主将。






しかし 当日になってみると

相当のプレッシャーを跳ねのけ

何食わぬ顔で 開会式に臨む 彼の姿がありました。






開会式 入場前から後にかけても

カメラは 彼を追い求めてましたが

あまりに 堂々とした そのたたずまいに

逆に「大丈夫かいな」とも思いましたが

そんな我々の野暮な不安を払拭するかのように

彼は 立派に大役を成し遂げました。





そのあと振り返った彼の背中には背番号2。

彼はキャッチャーのようです。

そんな彼のインサイドワークを見てみたいと思いました。







石巻工の球児みんなで考えた宣誓文。

あくまで 僕の感想ですが、

極力、主観を省いた内容に感じました。






そこには、

被災地の彼らには 最も説得力を発揮するであろう悲壮感を排除した内容に映ったのです。

希望を胸に 前向きに。

センバツ:選手宣誓全文 
(3月21日 毎日新聞)






現地でリアルタイムで現場に接している人たちは

涙を流す暇など無いのかもしれない。

実際 石巻工の監督さんは

一時、「涙は枯れた」と おっしゃってました。








いたずらに センチメンタリズムに酔いしれているのは

同じ国にいながら離れて暮らす 一部の我々だけなのかも知れない。







原発はいらないと叫びながら がれきの受け入れを拒否したり、

原発はいらないと叫びながら 電気代の値上げに反対したり、

なんか一枚岩でないのは

政界だけでもないような気が。






あまり 言いたくはないのですけど

僕は思想的には どっちかというと保守寄りですが

今の風潮は違和感を感じざるを得ません。






おっと、

話を飛躍させるのは

わるい大人のすること。

戻しましょう。
















そうなんです。

阿部君は 選手代表。

被災地の代表ではありません。

ここ甲子園に集う高校球児の代表。

「全力」 「あきらめない」 「感謝」


これって 別に 甲子園に限ったことじゃないですよね。

なんか いろいろな意味で 考えさせられた一日でした。