120.厳しさの中で
昨年末、休暇を利用して、中国安徽省黃山に登ってきました。
日本で最も代表的な山と言えば、富士山を指しますが、誤解をおそれずに言えば、まさに、中国の富士山こそ黃山であります。
最も高い峰でも1864mしかない山ですが、黃山は、中国ではやはり特別な存在です。
独特の形状を持つ山々が描かれている中国の山水画を見たことがあると思いますが、そこに描かれている世界が黃山だと思って頂いたら、分かりやすいと思います。
もっとも、黃山は、富士山のような比類なき美しい形状を誇る山ではなく、険しい岩が連なる幾多の峰を有する山です。
世界遺産にも登録されている黃山は、春から秋にかけてがシーズンと言われていますが、プロに言わせると、シーズンオフの冬の黃山にこそ、ほんとうの素晴らしさがあるとのことです。
先ずは、典型的な冬の黃山の姿を紹介したいと思います。
黃山は雲海でも有名ですが、運悪く、このときは、下のような小さな雲海しか見えませんでした。
これでは、雲海とも言えないかな~。
幾重にも連なる山々がとても幻想的です。
青のグラジュエーションがなんとも言えなく、きれいですね。
黃山は、大きな岩が特徴です。
厳しい風景の中にも、樹木に積もった雪が優しい雰囲気を醸し出します。
次回は、黃山の樹木(樹氷)を紹介したいと思います。
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