
「甘くとろける、ひまわりの種由来の新し
い選択肢」と書いてあります。
原材料を見るとカカオ分は不使用なので、
結論から言うと、チョコではありません。
カカオではなく、サンフラワーシードパ
ウダー、グレープシードパウダーが使わ
れています。

食べてみると、チョコのような滑らかな
舌ざわりがあります。まぁ、お菓子とし
て美味しくいただけるということでいえ
ば許容範囲かもしれませんがチョコレート
のような深みがなくて、個人的には物足り
なさが残ります…
価格は80g のタブレット1枚が税抜き¥299
です。チョコの代替品という位置づけだと
価格的にどうでしょう??そもそも国産メ
ーカーの板チョコなら、値上がりしたとは
いえ50gのものが200円位で買えますし、今
はまだ品薄ということもなさそうで、普通
にスーパーなどの店頭に並んでいます。
当然代替素材を扱う開発費や諸々の費用が
メーカーの価格に反映されているとは思い
ます。そしておそらく、この商品の場合、
菓子類の中でも関税率が高い方の括りに当
てはまり、小売価格に響いていると思われ
ます。さらに運賃の値上げや円安でコスト
も上がり…
それはどの輸入食品にも当てはまる事情で
すが、消費者にとっては残念なお金のかか
り方ではあります。
こうして考えていくうちに、これは今の段
階では、私の場合、味を愉しむというより
は、カカオを取り巻く環境の変化や社会情
勢を理解して、"アタマ"で味わう種類のお
菓子だったという感想です。
日経新聞の情報によると、昨年のカカオ
ショックは一旦落ち着いたものの、カカ
オの世界的な需要に生産量が追いつかな
い状況は依然として続いているとのこと。
チョコの割合を減らしたお菓子や代替品
の開発、西アフリカに偏らないカカオの
調達など各社工夫をしていることでしょ
う。個人的にはエクアドルやベトナムの
カカオも好きで他の産地のカカオのチョ
コレートも楽しみたいので、頑張って欲
しいと思っています。
長々と書いてしまいました。
最後まで読んでくださった方、ありが
とうざいます。
