「星くずたちのささやき」33
『ちょっとうるさくなりますから、耳栓しますよ。気分が悪くなったらボタン押してください』
なんか、最初の検査は大きな円の中に入っていく感じで、耳栓をしたけど、
ガガガ、ギギギ
って
結構、うるさいじゃない、このMRIってやつ。
それから、血液検査もして
単純写真って言ってレントゲンだけど、撮られて
1日が終わったって感じ
今日のあたしは
みんなと同じで、明るい時は明るく見えたし
自分でなんか異常なんかないんじゃないかって思うくらいだったから
すごく楽観的に考えてた。
母さんも疲れ気味だったから、帰ってもらって
明日の結果に備えることにした。
そして
その日がやってきた。
なんだか脳を輪切りにしたような写真を見せられた。
【何が悪いかよくわかんないな…】
そして、先生がある写真を差して説明を始める。
「ここなんですけどね。ちょっと雲がかかってる感じがするでしょう?これが気になるところです」
「で、どうすれば?」母さんが間髪入れずに聞いた。
「ええ、おそらくはこのくもりのもとが視神経を圧迫してますから、必要以上に目に負担をかけると頭痛を起こしかねませんし、多分、本人にも自覚症状があるかと思うんです」
「そうなの?」
「う、うん、ある」
「手術した方がいいですが…しばらく様子を見ても構いません。これが直接、何か生死に関わるというところまでは行ってませんから」
「そうなんですか」
あたしも、もちろん母さんも、ほっとしたけれど、その後に先生は、つけ加えて言った。
「ただ、これ以上何か負担をかけるようなことをすれば、その限りではありません」
あたしには
理解できた。
母さんは
すぐさま聞いた。
「どういうことですか?」
「目に負担をかけるような仕事などはしないようにしてください。そうすれば、普段の生活には支障はないでしょう」
「パソコンとか、そんなものでしょうか?」
「一番、いけませんね」
あたしは
アリさんの
『コンビニの恋』の続きを
どうして行けばいいのか
考えていた…。