「星くずたちのささやき」22
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その後の彼は…順調に回復していって、私は、それを横で見ていることが…好きになってた…。
ただ
やっぱり、3年の春の大会には、間に合わなかった。
そして、彼の後がまには、彼の後輩たちが…
彼は私に言った…
「アイツらはすごいよ。認めないといけない。だけど…だからって、俺も負けるつもり…ないからさ!」
って、いつものように白い歯を見せて笑ってた…。
そして、退院して部活に復帰してからというもの…
彼は…みんなと、私が働くコンビニには、来ることは…
なかった。
彼がコンビニに来る時間は…
そう
野球部の子たちが大勢で来店してから
1~2時間して…やって来る。
そして、やっぱり決まって、黒ウーロン茶とガリガリ君を食べてく…。
買ってくれる時は、笑ってるけれど、食べて飲んでる時の彼は、思いっきり疲れてる感じ…
私は、わかってる。
みんなが、練習上がってからも、
『今までの分、取り返す』って
いろいろやってるってことを…
リハビリと違って、今回ばかりは…私には何もできないから、せめて、この二品だけは切らさないようにしてるだけ。
ただ
それしか
できない。
それでも
彼は、
毎日
このコンビニに寄っては
私に
笑顔をくれて
その笑顔は
時に
私を
苦しめるから
ある日、私は…仕事中だというのに、泣いてしまった…
「えっ!?どうしたの!?なんで!?急に!?」
「本当、ごめん、ごめんなさい…」
「なんで!?今度は、謝ったりするの?」
「ごめんなさい…自分でも、よく、わからない…」
「ひょっとして…また、俺のせい?かな?」
「……」
「あっ!そうか…仕事中は、しゃべっちゃいけないんだったね!でも、どうすりゃ…」
「明日…、学校で…」
「えっ…珍しいな!うん、わかった!」
彼は、そういうと、店を出ていった。
私のその一言は…
はっきり言って、その場しのぎで
後先のことなど考えていなかった…。
そして、次の日がやってくる…