結構かかりましたが、載せきりました。
校閲と言っても、誤字をしていただいた程度。後は表紙もリクエストしたイメージをそのままだったので、割と時間はかからなくできあがった作品だったと思います。
最後は読み手に「投げる」形で終わる物語ですが・・・
あえて、ここで言うならば、
袴田=紫獲ではないということです。
目が見えるようになった美空が振り向いた瞬間、袴田を紫獲といってしまいますが、彼女は今まで目が見えなくて、想像の中で紫獲を描いていました。
そしていつしかその紫獲も記憶から消され、袴田という存在が再び現れたことによって、記憶が呼び覚まされるわけです。
これは人間の脳の隠された力によるものだと思いますし、その可能性を紫獲も感じています。
紫獲はやはり神ですから、人ではないのです。ですが、人が神をどのような姿で感じるかはその人次第(これは紫獲も言っている)なのです。
そこで思わず、美空は自分が思い描いていた、脳の片隅にあった、紫獲の像を袴田に投影したのです。
それはそれでいいのです。
美空にとって、袴田は紫獲以上の存在になり得るかもしれないのですから。