【和の流儀】瞑想の座り方29
特に忙しい(心を亡くしがちな)ビジネスリーダーや子育てママにお勧めしたい瞑想という習慣。
今日は仙道の修練法『小周天』の方法をご紹介します。

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「練丹」
下腹部(下丹田)に全身の「気」を集めて(意識の集中と特殊な呼吸法によって)、丹(「気」の固まり)をつくりあげるというもので、仙道の基本的な「気」の修練法です。
練丹は武息という強い呼吸法によって「気」を下丹田に集めていくことに特徴があります。
武息というのは、下腹部を力を入れて強くふくらませたり、へこませたりする呼吸法です。
毎日、三十分から一時間くらい行うと、おおむね三ヶ月もすれば誰でも腹部が暖かい感じになり、それが暖かさから熱さに変わってきます。
これが気が集まっている状態で、「気」が下丹田にうまく集まってくると、熱さがどんどん強まって、さらに、この熱気が強まってくると、何やら液体状に感じはじめ、続いて粘土を腹の中でこねているような感じになり、さらに続けていくうちに、その粘土状の物が腹部で振動してきます。
ここまでくれば、練丹は一応完成です。

「環丹」
次の修練段階は環丹と言って、練丹でつくった「気」の固まりを意識をつかって動かしていきます。
環丹とは、下丹田に集めた「気」をさらに強化、安定させるために下丹田の「気」の固まりを全身に周流させる方法です。
つまり、練丹は体内に散らばっている「気」を下丹田に集めることで、環丹は、その集まった「気」を体内に循環させてより一層「気」を強化していく方法ということです。
環丹には小周天と全身周天という方法があります。

「小周天」
下丹田に集めた「気」の固まり(丹)を意識で会陰(肛門の一センチほど前にある所、ツボ名、陽関)へ導きます。
続いて、尾骶骨(尾閭)へと回し(この陽関から尾閭へ回すときに、強烈な熱気を感じます)
(略)
それから、背骨にそって上昇させていきます。
焦らず、イメージではなく、ハッキリとした熱の固まりを(液体状に感じますが・・・)ゆっくりと上昇させていきます。
ちょうど温度計の水銀が上昇するような感じです。
この時、背骨に熱気とともに虫が這いずるような何とも言えない感じがします。
途中何ヶ所か熱気がスムーズに昇らない所がありますが、根気よく繰り返すうちに通るようになります。
この熱気を頭頂(百会)まで上げて、その後、額から鼻筋を通って鼻の下から口を通します。
この時、下を上顎につけて「気」がスムーズに降りるようにしておきます。
舌を通るとき、はじめは舌先に電池をなめたようなシビレ感があり多量な唾液が沸いてきます。
その後、このシビレ感がなくなり唾液がとても甘く感じるようになります(これを甘露と言います)。
舌の裏側を通した「気」をノドに降ろし身体の中心線を降ろして下丹田に戻すのです。
(略)
小周天のはじめは、熱気が身体の表面を動いていますが、長く修練していくと徐々に身体の内部を通るようになり、太いパイプを上下しているように感じてきます。

『脱力の極意はすべてに通ず』島田明徳著(BABジャパン)