「“普通”って、どこから来たんだろう?」
学校の席順、会社のルール、友達の過ごし方――
気づくと、いつの間にか“こうあるべき”という枠に囲まれていました。

私は、いつもその枠の隙間から「これって私がワクワクすること?」と自分に問いかけていました。
でも答えはいつもNO。
“普通”を背負って歩くたびに、胸の奥のドキドキが小さくなっていくのを感じていました。

そんな私が、“普通”を手放してフリーランス人事として生きることを選んだ理由を、今日はお話しします。


 

幼少期から感じていたズレ

子どものころから、私はちょっと変わっていました。
みんなが楽しむ遊びより、自分だけ違うことに夢中になるタイプ。
友達と同じことをしてもすぐ飽きて、ひとりで別のことを考えている方が楽しかったんです。

大人になってからも、社会は“普通”に合わない人に優しくないと感じました。
学校の成績、就職活動、会社のルール――
どれも「こうするべき」という枠があって、自分の気持ちは後回しになりがちでした。

私はHSS型HSP。刺激を求めるけど、とても敏感。
刺激にワクワクする一方で、人の期待や批判には傷つきやすいんです。
だから、普通のレールに乗ろうとすると、すごく疲れてしまう。


 

“普通”を捨てたきっかけ

社会人になっても、最初は普通のレールに沿って頑張っていました。
大手企業に就職し、定期昇進や評価制度に従い、同僚と同じように動く毎日。

でも、だんだん心が枯れていくのを感じました。
会議のルール、採用面接の評価基準――
「こうあるべき」が優先される中で、自分の意見が出せない。

ある日、候補者の個性を尊重したいと思っても、評価基準に縛られて言えない自分に気づきました。
その瞬間、「このままじゃ自分が消えてしまう」と思ったんです。

そこで決めました。
「自分らしく生きるために、自分で仕事のやり方や関わる人を選ぼう」
これがフリーランス人事への第一歩でした。


 

フリーランス人事としての実践

フリーランスになってから、働き方はガラッと変わりました。
以前は会社の評価に合わせていましたが、今は自分の価値観を基準に仕事を選びます。

私が大切にしているのは、たった3つのことです。

  1. 自分がワクワクするかを基準にする
    面接や採用の案件も、自分が本当に興味のある会社や人に関わるようにしています。
    そのほうが、仕事も楽しくなるんです。

  2. “ちょっと怖い”を味方にする
    フリーランスは不安も多いけど、「怖い=成長のサイン」と思うようにしました。
    新しいプロジェクトや慣れない業界でも、挑戦のチャンスとして捉えます。

  3. 敏感な自分を守るルールを作る
    HSPなので、人や環境の影響を受けやすいんです。
    だから、集中する時間や休む時間、連絡のルールを自分で決めています。
    そうすると、無理なく働けるし、心も疲れにくいです。




ここまで読んでくださったあなたに質問です。

  • 「あなたが“普通”を感じたとき、どんな選択をしましたか?」

  • 「無意識に“普通”の枠に自分を合わせていませんか?」

  • 「もしちょっと勇気を出してその枠から抜けたら、どんな景色が見えると思いますか?」

私も何度も自分に問いかけました。
少しずつ枠から外れる選択を積み重ねると、心が軽くなって、仕事も人生も面白くなっていきます。



まとめ

“普通”を追いかけても、私には幸せは見つかりませんでした。
HSS型HSPとしての自分を大切にし、働き方を自分で決めるようになって、初めて心が満たされました。

フリーランス人事として、私はこれからも「普通」を脱ぎ捨てて、自分らしい道を進んでいきます。

もしあなたも、“普通”の枠に窮屈さを感じているなら、少し勇気を出して一歩踏み出してみてください。
小さな一歩でも、景色は変わります。


本日も最後までご覧いただきありがとうございました。