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ある日施設の閉館が決まり、
会社都合で辞められるなら最後までいようと決めました。
辞めたあとは次の仕事が決まるまで、
北海道に旅行に行きたいと思っていました。
閉館が近づいた頃、上司の提案でみんなで温泉旅行へ。
男性三人と私ひとり。
ひとりで自分のペースで温泉に入り、
ゆっくり過ごせた時間は、とても心地よく、
この職場での時間が終わることを実感して少し寂しくもなりました。
三年半いた場所。
自分から辞めないのは初めてで、
切なさと同時に、新しい仕事へのワクワクも感じていました。
そんな時、同じ施設内の郵便局が移転し、
臨時職員を探している局長さんから声をかけられました。
次の仕事を決めていなかったこと、また一から探す気力がなかったこと、
顔なじみの人ばかりだったこともあり、そのまま郵便局で働くことに。
結果的に、退職した翌日から新しい職場へ。
楽しみにしていた北海道旅行はお預けになり、
これまで仕事を辞めるたびに取っていた二か月ほどの休息もなく、
切り替えの大変なスタートになりました。
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3年半働いた職場が閉鎖することになって次の仕事が決まったときの心理を
【HSS型HSPの愛すべき個性】から解説していきます
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① 閉館と「最後までいよう」と決めた心理
この時点で
「会社都合で辞められる」という心的安全性を感じてきました。
HSS型HSPは、
先の見通しが立つと神経が安定しやすく、
「ゴールが見えている状態」は
安心と刺激のバランスが取れた理想的な状態になります。
だからこそ、
「最後までいよう」「辞めたら北海道に行こう」という未来のイメージが、
神経にとって大きな報酬刺激(Reward Prediction)として働いていました。
②温泉旅行が心地よかった本当の理由
男性3人・女性1人という構成は、
HSS型HSPにとって非常に楽な人間関係配置です。
女性集団特有の
非言語的緊張、同調圧力、関係性の読み合いがなく、
対人認知負荷(Social Cognitive Load)が極端に低い状態でした。
一人で温泉に入り、自分のペースで過ごせたことは、
HSPの感覚処理過敏性(Sensory Processing Sensitivity)を
穏やかに満たし、副交感神経が深く働いた時間だったといえます。
③ 寂しさとワクワクが同時に起きた理由
切なさとワクワクが同時に生まれたのは、
HSS型HSP特有の感情両価性(Emotional Ambivalence)によるものです。
・慣れ親しんだ安全基地への愛着
・新しい刺激への期待
この2つが同時に存在している状態です。
④郵便局の誘いを受けた時の神経状態
当時は、すでに長年の仕事で
神経エネルギーの枯渇(Nervous System Depletion)に近い状態でした。
そのため
「一から探すのが面倒」
「知っている人がいるならいいか」
という選択は、
脳が危険を避けて安全を選ぶ
省エネルギー判断(Energy Conservation Decision)です。
これは怠けではなく、
神経が生き残るためのとても賢い選択でした。
⑤北海道に行けなかった切なさの正体
北海道旅行は、神経にとって
回復儀式(Recovery Ritual)の予定でした。
それがキャンセルされたことで、
回復するはずだった神経が十分に回復しないまま次の仕事に入った。
この状態は回復欠損(Recovery Deficit)と呼ばれる状態です。
⑥翌日から新しい仕事がつらかった理由
HSS型HSPは切り替えに非常にエネルギーを使います。
それまでのパターンの
「辞める → 2か月休む → 回復 → 新しい仕事」
これは理想的な神経リズム(Nervous System Rhythm)でした。
今回はそれが断ち切られたため、
神経は回復しないまま新しい環境に適応することになり、
切り替えの負担が何倍にも感じられたのです。
●まとめ
この一連の流れは、
HSS型HSPの
刺激欲求・安心欲求・神経疲労・回復リズム
すべてが絡み合った、
非常に典型的な人生の転換パターンです。
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次の仕事が決まっての転職は初めてで
しかも、退職日の次の日から新しい仕事って
今思うとなかなかハードでした…
職員さんがみんな知っているからできたことだけれども
これが、まったくの新しい職場だったら、
心と身体がもたなかったと思います…。
しかも、ここで初めての、土日祝休みの仕事。
平日に出かけられないことが、私にとっては、
こんなに窮屈なことだと、初めて知ることになりました…。
人込みがどうしても苦手な私には、土日祝の休みだと、
なんとなく休んだ気にならないのでした…。
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