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2歳になる息子のイヤイヤがとにかく大変でした。

買い物やお出かけは息子をベビーカーに乗せて、

歩きや電車で出かけていたのですが、

ベビーカーに乗せても降りたがって、

降りてベビーカーを押したがるので、

買い物にも、時間がかかりすぎていました…。

お店に行っても、カートを押したがるので

ぶつからないか、常にヒヤヒヤしていました。

 

気分転換にパン屋さんで、

パンを買おうと、パンを見ていたら、

その間に、息子がパンに触ってしまい

そのパンを買う羽目になるということも、たまにありました…。

 

この当時は、毎日本当に余裕がなくて、

イライラしていて、

夫に対してもピリピリとしていました。

 

そして、そんなある日

夫に「察してよ。は無理だよ」と言われてしまいます…

 

私が一人で毎日こんなに大変な思いをしてるのに、

なんで夫は楽ばかりしているんだ?と思っていました。


☆☆☆☆☆

 

〈解説〉なぜ「察してよ」が伝わらなかったのか

 

これ、性格の問題でも、夫婦の相性でもないんです。

神経系の仕組みから見ると、

構造としてそうなっていた、と言えます。

 

HSS型HSPは刺激への感度が高く、

子どもの動きや周囲の視線、

「ぶつかるかも」という予測など、

複数の情報を同時に処理し続けています。

 

ポリヴェーガル理論でいう交感神経の慢性的な活性状態

つまり常に戦闘モードに近い神経状態が続いていた。

 

その状態では、脳のリソースのほとんどが

「今この瞬間の安全確保」に使われます。

言語化する余裕は、後回しになる。

だから「察してほしい」という形でしか、SOSが出せなかった。

 

さらにアダルトチルドレンの視点を加えると、

「助けを求めること=弱さ」「自分が我慢すればいい」という

幼少期に刷り込まれたパターンが、

言葉にする前に蓋をしてしまいます。

 

助けを求める前に、限界が来る。

夫の「察してよは無理」は、悪意ではなく、

神経系の違いからくるすれ違いでした。

 

夫は安全な状態にいるから、言語でのやりとりを求める。

妻は戦場の中にいるから、言語化できない。

 

同じ現実を、まったく別の神経状態で生きていたということです。

 

なので、「なんで伝わらないんだろう」と

自分を責めなくていいです。

 

伝えられなかったのは、それだけ神経が限界まで使われていた証拠。

まず、その状態に気づいてあげることが、変化の入口になります。

 

 

 

つづく