前の記事はこちらから
29歳で結婚を考えていた元カレと別れ、
しばらく恋愛はお休みでいいかなと
思うようになりました。
休みの日は、
近くの大きな公園までウォーキングがてら歩いて、
ベンチに座ってぼーっとしたり、
図書館に行って本を読んだり。
気になっていた場所があれば、
ふらっと一人で行ってみたり。
誰かに合わせるでもなく、
予定に追われるでもなく、
そのときの気分で動くような、
自由で気ままな時間を過ごしていました。
一人の時間が増えたことで、
日常の過ごし方も少しずつ変わっていきました。
定時で仕事が終わった日は、
本屋に寄って気になる本を買ったり、
スタバで本を読みながらゆっくりしてから帰ったり。
以前のような「何かに追われている感覚」がなくなり、
「ゆっくりする」という感覚を、
久しぶりに取り戻していた気がします。
そして、気づけば30歳。
「もう結婚はどうでもいいかな」と、
どこか諦めに近い感覚も出てきました。
不幸ではないけど、満たされているわけでもない。
ただ、時間だけが過ぎていくような、そんな感覚。
でも今振り返ると、この時期の過ごし方は、
ただ何もしていなかった時間ではありませんでした。
むしろ、HSS型HSPの私にとっては、
神経を回復させるために必要な時間だったのだと思います。
HSS型HSPは、生まれつき刺激感受性が高く、
人間関係や環境からの影響を強く受けやすい特性があります。
さらにアダルトチルドレンの傾向が重なると、
・気を遣いすぎる
・空気を読み続ける
・相手に合わせる
・自分の感情を後回しにする
といった過剰適応が起こりやすくなります。
この状態が続くと、神経は交感神経優位のまま固定され、
常に緊張が抜けないサバイバルモードになります。
そんな中で行っていた
・ウォーキング
・公園でぼーっとする
・図書館で本を読む
・一人でカフェに行く
これらはすべて、神経を副交感神経優位へ戻す行動でした。
ウォーキングはリズム運動によって神経を安定させ、
過剰に働いていた思考や不安を落ち着かせます。
ぼーっとする時間は、脳のデフォルトモード・ネットワークを回復させ、
情報や感情を整理する役割を持っています。
また、静かな環境での読書は、注意を一点に集めることで
神経の負荷を下げ、「安心できる刺激」を与えてくれます。
そして何より大きかったのが、一人で過ごす時間でした。
HSS型HSPにとって、人といる時間は楽しい反面、
無意識に常に情報処理と気遣いが発生しています。
一人の時間は、
・他人の感情を処理しなくていい
・空気を読まなくていい
・自分のペースで動ける
という状態をつくり、
神経の回復に必要な「安全基地」として機能します。
この時期に感じていた
「もう結婚はどうでもいい」
「うまくいかない人生」
「幸せでも不幸でもない感覚」
これもネガティブではなく、
神経がサバイバルモードを抜け始めたサインでした。
「こうしなければいけない」という緊張が緩み、
外側の正解ではなく、
内側の感覚に戻り始めていた状態です。
HSS型HSP×アダルトチルドレンの人は、
何かを頑張ることで人生を変えようとしがちです。
でも本当に必要なのは、その前にある
神経の回復と、安心の土台づくりです。
あの時の
・一人で歩いた時間
・ぼーっとしていた時間
・何も生み出していないように見えた時間
それらはすべて、次に進むための回復期間でした。
何も進んでいないように見える時間こそが、
一番、神経が整っている時間。
そして、神経が整った先にしか、
本当の選択や出会いは生まれません。
神経が落ち着いたあとに出会ったのが今の夫でした。
振り返ってみると、わたしの人生の中で、
なかなか願いが叶わずに
「もういいや」と諦めてからが
好転してくことが多かったと思います。
つづく
