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こんにちは
MANAです。
今日は高校生時代の恋愛のおはなし。
初めてお付き合いした男の子。
夏休み前に付き合ったので、
夏休みがはじまってから
水族館にデートに出かけますが
おとなしい男の子だったので
あまり会話が盛り上がらず
それなりに楽しんだような気がするのですが
そのあとは遊ぶ約束もせず
いつの間にか自然消滅してしまいました…。
あまり好きとかいう感情が分からず
高校生の時は特に
「誰々がかっこいー」
キャー♡という気持ちで
友達とキャーキャー言いながら
ドキドキしているのが
楽しかったんだと思います。
トキメキだけ欲しいという気持ちしか
なかったんだと思います。
そのあとも
付き合うことになった男子がいたのですが
この男子とも、
たしか同じような気持ちで
すぐに自然消滅してしまいました。
この高校生時代のトキメキだけたのしんでいた状況について
【HSS型HSPの愛すべき個性】から解説したいと思います。
●高校時代の恋愛が「自然消滅」になった理由●
① HSS(刺激追求) → ときめき=刺激を求めた
「好き」より「恋の雰囲気・ドキドキ」を味わいたい
・友達とキャーキャー言う
・ 恋という“イベント”が楽しい
→ 恋愛そのものより「体験」を求めた
水族館=非日常
→ 目的は「彼」より「刺激(イベント)」
これは HSS型の自然な傾向。
本人の価値判断は「人」より「体験の濃度」。
② HSP(敏感) → 決定的に「踏み込めない」
・相手がおとなしい → 自分も頑張れない
・無理に話そうとすると疲れる
・嫌われたくない → 無難に過ごす
・違和感が出ると距離を置く
→ 深い関係に行く前に撤退(HSP防衛)
③ 親密さへの不慣れ × 安全地帯への回帰
友人関係の方が“安心”
親密さ=負担
→「友達の楽しさ+恋イベント」だけが欲しい
→ 実体のない恋愛を好む
→ 安全だったのは“仲良しグループ”
だから
恋は“失敗しても影響のない距離感”
→ 自然消滅は、衝突を避けるHSPが選びがち。
④ 「好き」感情が分からない=正常
思春期では
・性欲
・社会的ロール
・承認
が複雑で
必ずしも“恋愛感情=好き”と結びつかない。
● 心理用語で整理●
① 新奇追求(Novelty seeking)
非日常体験やドキドキは魅力
→ 水族館デートは満たす
② 回避型愛着(Avoidant)気味
・深すぎる関係が怖い
・表面で消える恋が楽
→ 自然消滅しやすい
③ 反応性感受性(HSP特性)
・沈黙が苦手
・気まずさが疲労
→ LINEや電話ですら負担
④ 感情明確化の難しさ(Alexithymia的)
「好き」が分かりにくい
→ 刺激/安心で判断しがち
● 恋が続かなかった本当の理由●
恋愛が続くには
〇会話
〇探求
〇距離を詰める
が要る。
でもあなたは
「刺激は欲しい」
「でも深まりすぎるのは苦しい」という
矛盾を同時に持っていた。
よって
刺激が終わる → 関係が消える=自然消滅
という形で収束した。
これはHSS型HSPの典型パターン。
●「好きかどうかよくわからなかった自分」について●
トキメキ=恋ではなかった→「体験だけを楽しんだ」
恋に慣れていない10代では
よくある自然なプロセス。
あなたは
人より “空気・雰囲気・経験” の方に価値を置くタイプ。
だから
恋“そのもの”よりも
恋をしている自分を楽しんでいた。
● 高校時代の恋愛が自然消滅した心理●
① 刺激追求傾向(High Sensation Seeking:HSS)
「恋愛そのもの」より
恋愛にまつわるイベント・ドキドキを
主に求めていました。
〇水族館という“非日常刺激”は満足
〇でも関係を深める「反復的な関わり」には動機が低い
→ 刺激依存型の恋愛アプローチ
② 高感受性(HSP)&過敏性(Sensory sensitivity)
相手がおとなしい
→ 会話が深まらない
→ 自分が頑張らないといけない
=刺激がないのにエネルギーだけが減る関係
これは
HSPのエネルギー消耗が早い特徴と一致。
③ 回避型愛着(Avoidant Attachment)傾向
特徴:
・距離が近すぎる関係は疲れる
・親密さに踏み込めない
・近づきすぎると撤退
その結果
→ 「自然消滅」という“衝突回避の終わらせ方”を選択
⚫︎親密さへの不安
⚫︎自分のペースを守りたい
→ 距離維持が最優先
④ 情動明確化の難しさ(Alexithymia-like traits)
「好き」の感情がよく分からない
恋愛感情が
身体感覚や情動と結びつきづらい傾向があり
刺激=恋
と短絡的に紐づく。
→ 本音と生理的感覚のズレ
→「雰囲気として楽しい」がメイン
⑤ 空想的恋愛(Fantasy-based romance)
「好きな子とデートする自分」
「キャーキャー楽しむ文化」
を楽しんでいた。
→ 現実の相手そのものより
恋に伴う“物語体験” を楽しむタイプ。
⑥ コンフォートゾーン=仲良しグループ
「仲良しグループ」
→ 情緒的安全基地(Secure base)に相当
Bowlbyの愛着理論でいう
安全基地=安心して自分らしくいられる場所
あなたにとって
恋人より仲間が安全基地。
→ だから恋愛より友情が継続した。
⑦ できるだけ摩擦を避ける(Conflict avoidance)
嫌いでもない
でも好きかも分からない
→ 誰も傷つけない
→ 消えていく
=HSP × 回避型の典型
● 恋愛が続かなかった「構造」●
刺激がある→(HSSで)惹かれる親密さが要求される→(HSP・回避)しんどい→距離ができる→自然消滅
= 一貫性のある流れ
(矛盾ではなく、心理的に一貫)
☆☆☆☆☆
少女漫画にでてくるような恋愛に憧れていた私。
その男の子は別のクラスで
穏やかそうで優しそうで
いいなと思ったのだけれども
控えめで主張するタイプじゃない分
おとなしくて、自分からあまり話してくれず
わたしが頑張って話せば話すほど疲れてしまいました。
男友達と話すときはいつまででも
話していられるのに、
その彼とは会話が続かずに沈黙になるのが
耐えられなかった…。
同じクラスで仲良くなった男友達とは
長電話もして喧嘩もして
くっだらない話ばかりして
気をつかわずにいられたのに。
甘酸っぱい体験になって終わった
初めての彼氏のおはなしでした。
