(眠かったですが)何とか来れました。
おそらく参加者の方の多くがそうです。主催者自身もそうです。
いわゆる朝活セミナー等における、「主催者は絶対的な存在」「参加者は主催者を目指してどれだけ努力すべきか」といったことは無しです。
むろん自宅とホテルとの距離が近い人はいるかもしれません。あるいは電車ではなく、車はタクシーを使われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしココに来るまで(=ホテルに来るまで)みんなが同じ条件。即ち朝早く起きなければならない。
ここでお互い共感を得られるわけです。参加者全員が同じ体験を共有している。だから共通の話題で会話が盛り上がる。
その後は、
ビュッフェ台から料理とともに話題を運んで来ます。料理は自分でとりますが、話題はビュッフェ台の向こうから勝手に運ばれて来てくれます。
参加者全員が同じ状況下に置かれている。だから共通の話題で会話が盛り上がる。
・(眠かったですが)何とか来れました。
・(ビュッフェ台にある料理は)豪華ですね。
・(わざわざ早起きしてまで来て)良かったですね。
基本的に話題はこれだけです。
ここから1ランク話題を上げようとしたら、例えば他のホテルの朝食に行った時の話題、あるいは同じホテルや他のホテルのランチやアフタヌーンティー、あるいはディナー、もしくは実際に宿泊をされた話。
それ以外にも、ちょっと高級であったり、あるいは変わったコンセプトのお店の話等があると話題を作ることができます。
「すごい収入とか肩書とかないとカッコ悪いんじゃないのか」「お洒落なお店とか知ってないと肩見が狭いんじゃないのか」とか、そういったことを無理に考え込む必要は全くありません。
誰もが早起きしたくでもできない。それをようやく乗り越えてやったきた。
あるいは誰もが普段訪れないような場所に来たのでちょっと得した気分になっている。
おそらく大半の方がそうです。だからそういう気持ちを共有するだけです。
誰が偉くて誰が偉くないとか、そういうものは一切なしです。
多くの交流会やセミナーの懇親会等におきましては「コミュニケーションのきっかけとなる一言」は決まっておりません。
しかしホテルの朝食会の一言は簡単です。たった一言。
主催者(わざわざ早起きして)「良く来てくれました。ありがとうございます」
参加者(わざわざ早起きして)「早起きしたかいがありました」
参加者(わざわざ早起きして)「ホテルまで来たかいがありました」
参加者「ところで参加者の平均年収はぶっちゃけいくら?」
むろん「感謝しろ」と強制する気はありません。基本的には感謝してもらえるよう、「良いホテル選び」即ち「会場選び」のための情報収集は常日頃から続けているわけです。
短期的に「自らの権威を高めたい」というのであれば「朝活かくありき」と無理矢理でも権威付けをし、参加者に「正しい朝活のルール」とやら勝手に定め(あるいは押し付け)、それを吹聴しまくった方が良いのかもしれません。
しかし結局は「継続は力なり」です。とにかく「続く交流会」であることを前提に、
急がば回れ