津波到達点の寺に石碑、陸前高田へ寄贈 石材店町長が揮毫/神奈川 | 光触媒(ひかりしょくばい)の原理

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東日本大震災の津波到達点の一つとなった岩手県陸前高田市の寺に、松田町の石材店から石碑が贈られることになった。到達点を桜の木でつなごうという市民プロジェクトに同町が協力したのが縁で、島村俊介町長が揮毫(きごう)。17日に建てられる。

同町は昨年11月、陸前高田の市民有志が立ち上げたプロジェクト「桜ライン311」に協力。植樹祭が行われた浄土寺に町の河津桜を提供、今年4月には開花の便りが届いていた。

この寺に石碑を寄贈することになったのは、松田町神山の鍵和田石材。会長の鍵和田貢一さん(73)は「復興のため、自分たちができる形で協力したい」と、町からの協力要請を快諾した。

石材は「県産のものを」とこだわり、真鶴町の小松石を使用。幅50センチ、高さ59センチ、厚さ18センチで、海岸に向く面に「津波到達地点」、裏に「河津桜」と彫られた。桜が植えられている境内の斜面に設置される。

陸前高田にはさらに、町内の子どもたちなどによる折り鶴も届けられる。赤や青など計8395羽あり、関係者は「羽を広げた鶴に復興への祈りを込めた」と話す。

島村町長は「震災を風化させないよう、これからも長く支援や交流に取り組んでいきたい」と話している。

出典:カナロコ