為替相場は今週、円高へ向かいやすい環境でスタートしました。

実際、ドル円は週明けにサポートとして働いていた94円前後を割り込み
下値目標値である92円台へ到達しました。

クロス円も目標値へは到達していなかったのですが下値目標値
を抱えた状態でしたのでその水準への下落が懸念されていました。


そんな状況が一変したのが木曜日に行われた日銀の会合。
量的緩和の拡大を明示する内容で円売りに転換、ドル円は96円台まで
急騰、週末には97円台まで上値を伸ばしました。

ユーロ円も126円台、ポンド円も149円台まで上昇して終わってみれば
ユーロ円以外は高値を更新しています。
昨日は日銀金融政策決定会合で新たな金融緩和策が公表され円は急落して
大幅に円安に大きく動きました。

円高に向かいやすくなっていた環境を一変させるには十分でドル円は3円強の上昇し
96円台、ユーロ円は4円以上の上昇で124円台まで上昇しました。

ドル円は既に下値目標値へ到達していたのですがクロス円では目標値未達
で反転した事になります。


昨日の上昇で再度、円安へ転換した可能性が高く、客観的な分析では
ドル円の上値目標値として98円台が点灯しています。

しかし、現時点では損きりの設定ポイントが難しく、直近の安値までの
値幅が大きいので押し目を作るまで様子を見るのが実践的かなと思います。


昨日の金融緩和策を受けて株式市場も急騰しており、昨日の終値では
12600円台でしたが夜間の海外市場では13000円台まで上昇
しています。

日経平均の場合、蓄積されていたエネルギーも大きくなかったので
13000円台まで上昇してしまうと既にエネルギー放出状態ですので
安易に買いポジションを増やす事には慎重になりたいです。



【今日の注目経済指標】

21:30に米雇用統計が発表されます。
昨日のドル円は92円後半から93円後半の範囲で推移し今朝の時点では若干値を下げ
93円前後で推移しています。

見通しは変わらず既に目標値到達していることと現時点では更に円高を加速させる
エネルギーが見当たらないことから目標値近辺での持ち合いに移行することを
メインシナリオと考えます。

クロス円でも状況に大きな変化は無く円高には警戒したい局面で今週上げた
目標値へ向けての下落が懸念されています。


為替相場以上に堅調な株式市場ですがやや変化が見られ、
日経平均は今週初めに急落して12000円を割り込む場面もありました。

その後は反発を見せていますが短期的にトレンド転換した可能性が
高くなってきています。

上値への抵抗帯としては12300円前後が作用していると考えられます
ので超えられない場合は下落への警戒を強めたいと思います。



【今日の注目経済指標】

12:30に日銀金融政策決定会合 政策金利
20:00に英中銀(BOE)政策金利
20:45に欧州中銀(ECB)政策金利が発表されます。