ドル円は日銀の量的緩和拡大の発表を受けて急騰し先週もその
流れは変わらず100円目前まで迫りましたが100円の大台到達には及びず
週末には98円半ばまで下げて終えています。

改めましてドル円を大きな視点で確認して見ますと100円台はドル円に
とって節目となりそうです。

サブプライム以降の円高の流れの中で100円台、具体的には101円から
102円の水準ですがこの水準は1999年と2005年の円高の流れを跳ね返す
サポートでした。

サポートを割れたことでドル円は底割れ状態になり75円台の史上最安値
を記録するまでドル安が進行しています。

サポートであった水準が今度は抵抗帯として働く事は頻繁にあること
ですのでドル円が101円から102円を超えていくようだと単なる反発局面から
もう一段の本格的な上昇へと進展すると思われます。

そういた視点で100円台の攻防を見てみると面白いと思います。
今週のドル円は先週の急騰の流れを引き継ぎ98円前半で寄り付いてはじまり
一時は100円台目前まで上昇、その後は週末に掛けて押し戻され98円半ばで
終えています。

クロス円も総じて堅調で豪ドル円はリーマンショック前の水準の105円台
を回復しています。

更に、株式市場も堅調で日経平均は今週も年初来高値を更新しています。

まさにアベノミクスへの期待から円売り、株高の大きな流れの中に
ありますが昨日、ある重要な動きがあった市場があります。

金先物市場です。

金先物市場は2011年9月に史上最高値の1900ドル台を記録したあと1500ドル台へ
急落してその後は1年半にわたり1500ドル台が強いサポート水準となっていました。

しかし昨日、1480ドル台まで急落して1年半にわたり続いた持合を下方にブレイク
した事になります。

1年半もの長い持合をブレイクしたのですから騙しでなければ相応の下落が
見込まれます。

為替、株式市場への影響がどうなるか注視したいと思います。
昨日のドル円は99円前半から後半で推移し100円の大台到達には及びませんでした。

今年2月中盤までの上昇はきれいなトレンドを描いていましたが以降は
高値を更新してはいますがチャートとしては汚いチャートになっています。

強い上昇相場の終盤に良く見られるパターンでもありドル円の上値伸びしろは
さほど残っていないのではないかと思います。

時間帯的にも相応の調整を入れてもおかしくないので過度の楽観は控えたいです。

しかし、今の高値が数ヶ月単位の高値になるとは考えにくく調整を入れた後は
再び高値を更新してくるものと想定します。