先にUFOについて書きましたが、この問題は意外と奥が深く、様々な話に繋がっていく話であることをお話ししましたが、今回は表題にもある通り、UFOとシンクロ二シティーについてのお話に入っていきたいと思います。
実は、ついこのあいだ、誰かのコメント欄にたまたまシンクロ二シティーについて書きこんだことがあり、気合を入れて書いたら結構長くなったので、もったいないのでこの際、それを流用しようと思いついたわけです。
しかし、昨日がUFOの日で、流れとしては必然的に今日は深い関連があるUFO問題とシンクロ二シティーの関係性についてお話しした方が良い状況の中で、その為のネタを、偶然にも数日前に誰かのコメント欄に書いていたというのも、これ自体がある意味でシンクロ二シティーなのであります。
ということで、では、そもそもシンクロ二シティーとは何なのでしょうか?
世界水泳を見に行ったら、いろいろやっていて、どの競技を見に行こうか彼女に相談したら「シンクロにして~!」と言われたので、シンクロを見に行ったという話ではありません。
シンクロ二シティーとは共時性と訳されていて、時に「意味のある偶然の一致」あるいは「因果的には全然繋がりのない二つ以上の事象が意味的な繋がりをもって経験されること」とも説明されています。
もっと分かり易く言えば、日常的に経験される「噂をすれば影」とか、バッハの事を考えていたら通り過ぎた店からバッハの音楽が聞こえて来たとか、UFOの話をしていたら空にUFOらしきものが飛んで行ったとか、まあ、とにかく皆さんの中にも、日常的に、あることを考えていたら、その考えていたことそのものが目の前に登場したとか、現れたとか、目に入ったとか、聞こえたとか、タイミングよすぎる不思議な偶然の一致を経験したことのある人はいくらでもいると思います。
シンクロ二シティーという現象を最初に取り上げたのはあのかの有名なカール・グスタフ・ユングという人で、彼はあのフロイトの弟子にして、フロイトとの決定的な世界観の違いから、最後は大喧嘩して、後にフロイトを遥かに超える壮大なる深層心理学の一大体系を作り上げた大天才であります。
とてもとても複雑で長くて難しい話を、超簡単に端折って言ってしまうと、彼は人間の日常的な経験においては、意識の深層部分からの投影の影響が極めて大きく、人間は自分で意識できていない自分自身や自分の根っこの部分からの様々な思いと一つ一つ向き合って理解して受け入れていくことで、本当の自分らしさを回復できると考えた人です。
分かり易い例を挙げれば、自分は本当はケチなんだけど、自分ではケチだとは思いたくないので、ケチな自分を潜在意識に押し込んでしまって、自分はケチじゃないもんね~!って、突っ張って生きているとすると、他の人がケチなことをすると、とても腹が立って許せなくなるのです。何故なら、深層心理の中では自分がせっかくケチな心を抑え込んで我慢しているのに、あの人は何で平気でケチなことをしている!そんなのずるい!と思うからであります。
初めからケチではない人は、他の人がケチなことをしていても、別にそれほど腹は立たないものです。何故ならその人の行いは自分とは関係ないからです。でも、本当はケチなのにそれを我慢している人は、自分がこれほど我慢しているのに、なんであの人は我慢しないのだって、他人事とは思えずに腹が立つのです。
ということで、もし、その人が本当はケチである自分を正直に認めて、本当は自分はとてもケチだったんだって、ケチな自分を受け入れて和解してしまうと、それ以降は、他の人がケチなことをしていてもそれほど腹が立たなくなるということです。
同様に、他人の行いに対してやたらと厳しい人と言うのは、自分自身の中にある様々な思いを徹底的に抑圧して潜在意識の中に抑え込んでしまっている場合が多いのです。
そういう人は、自分が否定して認めたくない自分自身の様々な嫌な部分を、そのまま地で行っているよう人に出会うとどうしても許せないのです。
まあ、そういうことで、ユング心理学とは、表向きの自分と認めたくない自分が、意識と潜在意識とに分かれてしまって、不安定で緊張状態にある分裂した自分から、本来の自分自身の姿を一つ一つ素直に認めて、その自分と和解していくことによって、全ての自分の姿を受け入れ、本来のありのままの自分を回復することによって、あらゆる否定的な妄想や衝動から解放されて、円満で充足した生をとりもどすことを目指すものです。
何だかユング心理学の概説をしただけで、随分と長くなってしまって、これから本題のシンクロ二シティーの話をしだすと、限りなく長くなってしまうので、ひとまずここで区切って、この続きは近日中に続編をお届けすることに致します。
乞うご期待!