最近、忖度(そんたく)などという言葉が世の中を騒がせておりますが、ソンタクという言葉を聞いて私の事を思い出すのは、ダジャレ好きのお年を召された方々ぐらいで、今時はこうやって産業廃棄物として捨て去られる程、もう二宮尊徳などいう名前すら聞いたことが無い人々の方が多いのではないかと思う訳でございます。
それにつけても、今世間を騒がせている「美しい日本」が大好きな人々同志の醜い言い争いと、責任のなすりつけ合いを見るにつけても、あのような人々が沢山集まれば集まるほど「醜い日本」にしかならないのではないかと強く思う訳でございます。
「美しい日本」などと声高に叫ぶ人々に限って、近隣外国人を口汚く罵しって、日本人の名誉と尊厳を著しく傷つけて、世界中に恥を晒している訳ですから、まあ今回のような事も起こるべくして起こってしまったのかもしれません。
やはり、内面にコンプレックスと虚栄心という無自覚の醜さを抱えた人々だからこそ、せめて国だけは美しくあって欲しいと願うのかもしれませんが、そういう人々は本当に国を美しくしたいと思うのなら、先ずは自分の心を美しくする努力から始めなければならないことを悟るべきであると思う訳であります。