
私はある 派!
高級車って、何が高級車なのかよく分かりませんが、仕事でならロールスロイスにでも乗ったことはあります。でも、確かに乗り心地は最高ですが、結局「だから?」って感じです。
そんな高級車なんかより、僕がこれまでで一番素晴らしいと思った車は、昔とあるところに住んでいた時に乗っていた車です。
仕事で使っていたので、一応公用車らしい外見で日本から来た客人も皆普通のセダンだろうぐらいに思っていたようですが、この車は実はシボレーがハイウエーパトロール(州警察)用にフリーウェーでスポーツカーを追跡捕捉できるように特別開発した5700ccのコルベットのエンジンを搭載したモンスターカーなのであります。知る人ぞ知るインパラSS95年型であります。
普通におとなしくセダンとしても使えるし、いざとなると、スポーツカーでもブッチギルこともできるマッスルカーなのであります。
現地ではギャングのお兄さん達に絶大なる人気を誇っていたようで、よくガソリンスタンドで給油しているとギャング風のお兄さん達が寄ってきて「Nice car !」と言って舐めるように眺めまわしておりました。
フリーウェーでもちょっと踏むとあっという間にとんでもないスピードが出るので、よく本物のハイウェーパットロールのお世話になったものです。
この車は、96年を最後に生産中止となって、その後のインパラと言う車は普通のおやじ車になってしまったので、この94年~96年型のインパラは今でも希少車としてプレミアが付いております。