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[いじめから子供を守ろう!メールマガジン]
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◇事務長メッセージ◇

■□いじめ問題と子育て(思春期精神医学の基礎知識と対応のあり方)■□

今回は、過呼吸症候群についてのご紹介をしていきたいと思います。

過呼吸症候群というのは、ある種のストレスにより発作的に発症する症状です。
何らかのストレスに晒された時に、突然あるいは徐々に呼吸が苦しくなり、
それに伴い、不安がつのり、両手の指や口の辺りがしびれた感覚に襲われます。
胸苦しさや死の恐怖などを伴い、場合によっては、指がケイレンしたようになることもあります。
また非常にまれなのですが、意識がモウロウとする場合もあり、
この折りには激しい過呼吸の相と無呼吸の相が交互にくり返す状態になったりします。
いずれにしても、この発作は、放置すると数10分以上続きますが、
決して死ぬことや後遺症を残す事はなく、
どんなに強い発作でも、時間とともに必ず治まってきます。

元々、何事に対しても不安になりやすい性格の人に生じやすいと言われていますが、
現実の過剰な心理的ストレスや、マラソンなどの運動でも誘発されることがあります。
また、持続的な不安・不満や心理的緊張、怒りなど、気分を興奮させる状況で生じやすく、
過労、寝不足、風邪による発熱でも発症は助長されます。

この過呼吸症候群の症状は、体がたくさんの酸素を要求しているわけではないにもかかわらず、
過度の呼吸をすることにより、吐く息から二酸化炭素が放出され、
その結果、血液中の二酸化炭素の濃度が低くなってしまうために現れる症状だと考えられています。

過呼吸の一般的な対処としては、
周りの人々が、この症状は必ず治まるということをきっちり理解しておくことが大切です。
周りが慌ててしまうと、それがまた動揺を生んで、
かえって過呼吸が治まらないということになるので、
まず、落ち着いて絶対治まるということを本人にも保障してあげるということ。
その場で静かなところで本人を見守ってあげるということが、
日常的な対処としては大切なことになります。
それから、ペーパーバッグ法といって、紙袋を口にあて、
吐いた空気を再度吸い込むという行為をくり返し、
血中の二酸化炭素濃度をあげる方法がよく行われます。
ただしこの場合、空気が漏れないようにと紙袋を口にぴったり当てすぎると
酸素不足になってしまいますから、
少し隙間をあけるなど、注意が必要です。
しかし、あまりに不安が強すぎるためにペーパーバッグ法だけでは
発作がなかなか治まらないこともあります。
このような場合には、精神安定剤の注射が非常によく効きます。
根本的には、その背景にあるストレスに対する手当てを何とかしてあげないと、
なかなか過呼吸は治まってきません。
日常的には、ペーパーバッグ法の準備を整えておくとか、
発作用にいつも精神安定剤の頓服を携帯するという手段など様々な対応はありますが、
やはり、背景のストレス、及びそれを受けている本人に対するアプローチを
きちんとしてあげないといけないということになります。

思春期精神医学の基礎知識と対応のあり方として、様々な症例をご紹介してまいりました。
これらの知識が、子供達の精神障害の理解につながり、
いじめ問題の早期発見、早期解決に役立てていただければ幸いです。
次回からは、発達障害について考えていきたいと思います。

いじめから子供を守ろう!ネットワーク
事務長 丸山秀和


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