この記事は分析初心者の方へのアドバイス的な内容です。その1
もあるので下記リンクから参照してくださいね!
参考 : 分析の初心者の方へ その1
ただ、あくまでもブログの中の人のアドバイス
なので絶対的な正しさがあるわけではありません。ご注意を!
ということで今回はテクニカル分析についてのアドバイスです。
【テクニカル分析にも種類がある】
その1では多くの分析手法をテクニカル分析に含ませましたが本来
は全く別々のものに分けられます。具体的には、
ⅰ) 相場分析用に開発された分析
ⅱ) 統計解析
ⅲ) 時系列解析
に分けられると思います。ⅰが一般的に言われるテクニカル分析で
す。RSIとかストキャスティクスとかがそうです。ⅱは統計学の解析
技術となり、ⅲは波形分析など自然科学で頻繁に用いられる技術
を指します。
【どの分析手法を使えばいいの?】
まずは分類したⅰである一般的なテクニカル分析を学べばよいと思い
ます。可能な限り多くの分析に触れてみると後々に役立ちます。ただ、
この役立つとは、
相場で勝つために役立てるのではない ( p_q)
ことに注意が必要です。どちらかと言えば、相場で損するパターンを知
るために一般的なテクニカル分析を覚える感じです。ただ、一般的な
テクニカル分析の全てが損するわけではありません。
じゃあ、どの分析が有効なの?と気になると思いますが、その前に理解
しておかないといけないことがあります。
【一般的なテクニカル分析で嵌り易い罠】
それは、
使い方次第で一般的なテクニカル分析でも勝てるようになる
と考えるのはダメ
ということです。そうして利益を計上しているトレーダーがいたとしても、
「使い方次第で・・」と考えてはいけないのです。その理由は統計解析
や時系列解析を学べば明確になりますが、そこまでのハードルが高い
のでアドバイスという形にしておきます。
まあ、冷静に考えたらわかるといえばわかります。一般的なテクニカル
分析で勝っていたとしても、
・ それは一時的もしくは限られた期間(期間は長い場合もある)
・ 限られた期間が終われば徐々に損をしていく(もしくは一気に損をする)
と多くの方がなります。ただ、売買の引退時期が良ければ、
「あたかも一般的なテクニカル分析が有効であったかのようにみえる」
時もあるわけです。さらに面白いことも浮かび上がります。それは、
・ 勝っている人の真似をしているつもりでも大きく結果が違う
・ ファンダメンタル派に先行しているつもりが、実は後追いになっている
ということです。「使い方次第」ってのは実に都合の良い言葉です。要は
ブラックボックスなのですが、本当にブラックボックス部分があると思い
込んでしまうと悲惨な結末が待ち受けているのが一般的なテクニカル分
析です。一般的なテクニカル分析は、
容易に利用できる一方、実は万人向けではない
ということを理解した上で学ぶと後々に生きてきます。
【お勧めの分析は?】
嵌り易い罠を理解した上でお勧めの一般的なテクニカル分析を学んで
みてください。ワンセットで連続して覚えると後々に役に立ちますので、
グループ毎にわけてみます。(単体のものもあります)
■ グループ1
① 移動平均線(加重平均・指数平滑平均含む)
② 移動平均線乖離率
③ RSI
④ ボリンジャーバンド
■ グループ2
① ダウ理論
② グランビルの法則
③ フィボナッチ分析
④ エリオット波動
■ グループ3
① 一目均衡表
■ グループ4
① ギャン理論
■ グループ5
① 出来高分析
② アノマリー分析
興味のありそうなグループから勉強すると良いでしょう。ただしグループ
5は最後にした方が無難です。
【どのように勉強したらいい?】
勉強するポイントを順に示していきます!
① 仕様と計算プロセスを理解する(Excelで再現してみる)
② グループ内に共通する内容をピックアップ
③ グループ間で共通する内容をピックアップ
基本は上記3工程をもって勉強していきます。全く異なる分析同士です
が実は多くの共通点が存在します。それを知ることはレベルアップする
ための重要な要素となります。
先に種明かしすれば、共通項を知ることが統計解析につながるのです
よ。間違っても、
共通する点が一致したら売買チャ~ンス ヘ(゚∀゚*)ノ
と思って売買したらいけません。実践は大切ですが、一般的なテクニカル
分析の仕様を理解した程度では売買するレベルに達していません。重要
なのは、
一般的なテクニカル分析から統計解析へとステップアップするきっかけ
を掴むことです。統計解析までカバーしてやっと価格変動に立ち向かえる
武器が手に入ります。一般的なテクニカル分析は、
武器としては「おもちゃの刀」 ( ゚ ▽ ゚ ;)
と認識された方が良いでしょう。
【まとめ】
今回の記事は具体的な勉強プロセスです。ちなみに、ブログの中の人の
失敗談でもあり成功談でもあります。まあ、言うのも恥ずかしい失敗を昔
に体験してますからスラスラ書けますね (#⌒∇⌒#)ゞ
一般的なテクニカル分析は機械的な判断をする以外に、価格変動を基に
判断を加えるためファンダメンタルを加味しない分析手法です。価格変動
はファンダメンタルを織り込んだものとすれば、ある意味ファンダメンタル
を加味しているとも考えられます。そしてこうとも考えられます。それは、
少なからずテクニカル分析はイベントに先行しない
ということです。このことは記事中段にも書いてあったと思います。要は
完璧な分析なんてないのですよね。(あるかもしれませんが・・)ということ
は足りない部分を補完しないといけないわけです。それ無しで活用する
のは重要な部品を取り付けずに飛びだっていく飛行機と同じようなもので
す。無事な時もありますし、運悪く・・の時もあります。そうではなくて、
ちゃんと整備された状態で飛び立っていきましょう♪
その第一歩のアドバイスが今回の記事となります (^-^)/