ひとりごと1205(番外996 年功序列は悪いことか?⑤) | 林住期さんのひとりごとブログ

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林住期を生きるおっちゃんの不定期なひとりごとです。

年功序列は悪いことか?⑤

 

年功序列は悪いことか?②で、分けてみた区分で

もう一度考えてみたいと思います。

 

①入社1~3年の社員
 社員の貢献度 < 給与
 

②入社3~10年未満の社員

 社員の貢献度 ≒ 給与


③入社10年以上~役職定年までの社員

 社員の貢献度 > 給与

④役職定年以降~定年までの社員 

 社員の貢献度 ≒< 給与

 

と分けました。

 

~~~~~

 

ペースメーカーについて行けない会社は、

前回のブログで書きました。

 

で、

 

ペースメーカーのギアチェンジに「実は」余裕のある会社は、

もともと、筋肉質の会社であるので、

賃上げに対応できます。

ますます、優秀な人材が集まり、生き残ることが出来ます。

でも、少数派だと思っております。

 

多くの会社は、ギアチェンジに消極的で、

仕方がなく対応します。

得意先が値上げ(世の中の人件費アップの空気)を

なかなか認めてくれないでしょうから、

苦しい台所はお察し致します。

なので、「実は」はアップアップで、

仕方なく、どうやって目先を「誤魔化そうか」と考えてしまいます。

そんなアホな策をするだろうか?

でもたぶん、やると思います。

 

やりそうなこと。(あくまで、アップアップの会社で一部の会社を想定)

 

1.初任給の大幅な引き上げ

 

発想が入店祝い金レベルです。

次年度からのベースアップは望めません。

何某かのルールで抑制してくると思います。

当然ばれたら、辞める社員がいると思いますが、何人かは辞めないからです。

 

2.給与アップは実は残業代込み

 

このやり方は、可能性大だと思います。

10~20時間込みとかです。

残業がなくても、支払われるはずなので、

ラッキーなんて思いがちですが、

そもそも恒常的に20時間以上の残業なのかもしれません。

十分考えられます。

20時間以上の残業については、別途支給されるはずですが、

チェックは十分必要だと思います。

 

3.数字の操作(マジック)

 

賃上げ率を高くなるように(高く見えるように)操作します。

例えば、給料の低い若年層をモデルにして、その賃上げを公開します。

そのモデルの金額(率ではない)を全社員に適用します。

また、

林住期さんは、あまり詳しくはないのですが、、、

ベアを上げて、賃上げを強調し、(ベアを公開)

定期昇給を押さえるというような操作をするかもしれません。

 

4.人件費総額で操作①

 

給与の話ばかり出ています。

ならば、賞与を押さえます。

賞与はあくまで支払う義務はありません(就業規則による?)

しかも通常から、業績に連動します。

いくらでも口実をつけて下げることが出来ます。

 

そのほか、福利厚生費に関わる費用を削るかもしれません。

 

5.人件費総額で操作②

 

林住期さんは、このやり方を取ってくることが濃厚だと思っております。

どの会社も、人手不足とはいえ、シニア世代を切りたいのです。

上手くいけば、シニア世代1人の人件費で、新人2人を採用できます。

なので、賃上げは、シニア世代を、

対象外にしたり極端に抑え込みます。

シニア社員が不満に思って辞めてくれるなら、なおさら万歳です。

こういう本音が、45歳定年説が大騒ぎになった理由だと思っております。

 

さて、あなたの会社は、どんな対応をしてくるでしょうか?

経営者が、実力、人徳共に優秀な方であることをお祈り申し上げます。

 

おわり。