ひとりごと0086(番外038 パワハラ学習(あかるい職場応援団)) | 林住期さんのひとりごとブログ

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林住期を生きるおっちゃんの不定期なひとりごとです。

パワハラ学習(あかるい職場応援団)

 

2年ほど前、

厚生労働省、21世紀職業財団主催のパワハラ対策支援セミナー

参加しました。

学んだことを引き続きつらつら書いていきます。

 

パワハラは6つに分類されます。と前回書きました。

1.身体的な攻撃

2.精神的な攻撃

3.人間関係の切り崩し

4.過大要求

5.過小要求

6.個の侵害

です。

 

具体例です。

 

1.身体的な攻撃

  叩く、殴る、蹴るなどの暴行。

  丸めたポスターで頭を叩く。

  相手に物を投げつける。など

 

2.精神的な攻撃

  人格を否定するような言動を行う。

  必要以上に長時間にわたる厳しい叱責を繰り返し行う。

  他の労働者の前で、大声で威圧的な叱責を繰り返し行う。

  他の労働者も宛先に含めメールで罵倒される。

 

3.人間関係の切り崩し

  特定の労働者を仕事から外し、長時間別室に隔離する。

  1人の労働者に対し、同僚が集団で無視をし、職場で孤立させる。

  性的指向・性自認などを理由に、職場で無視するなどコミュニケーションをとらない。

  送別会に出席させない。

 

4.過大要求

  新入社員に必要な教育を行わないまま、到底対応できないレベルの業務目標を課し、

  達成できなかったことに対し、厳しく叱責する。

  新入社員で仕事のやり方も分からないのに他の人の仕事までおしつけられ、

  同僚は、皆先に帰ってしまう。

  業務とは関係のない私用な雑用の処理を強制的に行わせる。

 

5.過小要求

  管理職である労働者を退職させるため、誰でも遂行可能な業務を行わせる。

  気に入らない労働者に対する嫌がらせのために仕事を与えない。

  運転手なのに営業所の草むしりだけを命じられる。

  事務職なのに倉庫業務だけを命じられる。

 

6.個の侵害

  労働者を職場外でも継続的に監視したり、私物の写真撮影をしたりする。

  労働者の機微な個人情報について、本人の了解を得ずに他の労働者に暴露する。

  交際相手について執拗に問われる。

  妻に対する悪口を言われる。

 

そして、下記の通り注意書きが添えられています。

 

これらの例は限定列挙ではありません。

また、個別の事案の状況等によって判断が異なることもありえますので、

職場におけるパワーハラスメントに該当するか微妙なものも含め広く相談に対応するなど

適切な対応をお願いします。

なお、上記の例については、優越的な関係を背景として行われたものであることが前提です。

 

参考のサイトです。

あかるい職場応援団

https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/

 

 

以下は私見ですが、

加害者側も被害者側も、パワハラに関する学習が必要だと思います。

当事者になってからでは、偏った解釈(色眼鏡)が想定されるので、

加害者側でも被害者側でもないうちでの学習が望ましいと思います。

幅広く学習することは望ましいと思いますが、

学者の研究結果や識者・専門家(自称含む)と言われる人からのみの学習は、

経験上、如何かと思っています。

とあるテレビ番組で、

専門家が、「相手が嫌と感じたら、パワハラです」との発言を聞いて愕然としました。

正しい情報を発信して欲しいと思います。(専門家?)

大事なことは、権利だとか法に触れるとか、

そんなことの前に、「人としてどうか」という自問が必要だと思います。