ひとりごと0010(やりがい003) | 林住期さんのひとりごとブログ

林住期さんのひとりごとブログ

林住期を生きるおっちゃんの不定期なひとりごとです。

やりがい

 

若いころを振り返ると、

やりがいに満ち溢れ、生き生きと仕事に打ち込んでいた時期がありました。

それとは真逆に、

人生で初めて、人の醜さ・汚さに直面し、希望に満ちたサラリーマン人生を見失い、

個人的な「失われた10年」を悶々とした時期もありました。

当時パワハラという言葉が存在していたら?、なんて思うこともあります。

今更どうしようもないですが、人生は確実に変わっていたと思います。

 

やりがいを持たしてくれたのも上司でしたし、やりがいを潰してくれたのも上司でした。

私は私、何も変わらないのに。

上司Aと上司B、

たったそれだけの違いだけでどうしてこんなにも社会人人生が変わってしまうのか、

理不尽だと思いました。

 

経験から得たものとして、

「やりがい」は、

人から貰うものではなく、何らかの力が働き訪れてくるものと思うようになりました。

でも、確実にするには、待っているだけではだめですので、

自分で探しに行く、取りに行かないといけないと思うようになりました。

 

ちょっと脱線しますが、

オリンピックに出場するようなアスリートは、メダルを貰うとか、頂くとか、

そんな生易しい言い方はしません。

 

「メダルを取りに行く」です。

 

それぐらい熱望しないと手に入らないものなのかもしれません。

なので、ビジネス書では、部下にモチベーションを持たせるのは上司の仕事と、

訴えているものが多くありますが、

それって上司も部下も甘えであって、表面的なことのように思いました。

 

自燃する人はちょっとお膳立てするだけで、燃えてくれます。

それはビジネス書のとおりでしょう。でも少数です。

また、お茶碗にご飯をよそっても、温かいお味噌汁を椀に注いでも食べない。

お箸も添えていても。

しかも、誰かがお膳を用意したことの心配りにも気づかず、

してもらって当たり前、下手をすれば、まずいとまでいう者も実際には存在します。

彼らが育った環境の何かが間違っていたのか、

薄っぺらいビジネス本の影響なのか。答えを知りたいです。

 

うまくいかない上司は、兎に角、部下を一人前に、との熱い思いから、

空回りをしているかもしれません。

大半の時間とエネルギーを費やしてもなかなか火が付きません。でも、

 

会社は学校ではありません。

 

純粋な気持ちであったとしても、火が付かない人にばかり気をかけて手をかけて、

燃える人に対してほったらかしにするのは、

学校教育とは逆な意味で、不平等 であるように思いました。

当然ながら差別や贔屓はNGと思いますが。

燃える人に、もっと燃えるようにお膳立てすれば、

部下本人にとっても、部や課、会社にとってもそのほうが断然ハッピーだと思うのです。

冷たい言い方をすれば、部や課の管理を行い、会社に最大の利益をもたらすのが

上司の仕事だとも思います。

 

努力の甲斐もなく火が付かない部下には、新天地での刺激が有効だと思います。

単に上司とそりが合わないだけかもしれません。仕事そのものには、なんの理由もないかもしれません。

ただただ、「嫌」という感情に支配されているだけかもしれません。

 

まだまだ長くなりそうなので、続きは明日にします。