「がんを知る」

オンライン科目全15回:勉強時間4,404分(293.6分/回)

*今週のレポートFBの時間は含めていません。

父の件がなかったら、履修することはなかった科目です。内容は非常に濃く、有意義でした。がんについてのガイダンス的なものに当たりたいと思っていたので、その点でこの科目は理想的でした。講義開始時の掲示板での自己紹介やディスカッションで医療従事者が多いのに気づきましたが、医療従事者からご覧になっても、発見の多い科目ということでした。

 

特に、緩和ケアや在宅緩和ケアの回では、実際の患者の方とその環境が映っていて、厳粛でした。(何度でも差し替えられる)レポートやディスカッションはオンラインならではのメリットを活かした内容です。ディスカッションは3回あり(1回約2週間開催)、それぞれ全15回の講義を大体3等分した内容(1~4/5~10/11~15)を反映したトピックで行われます。

 

ディスカッションでは、がんに関わる様々な話を拝聴でき、よかったです。判断の難しい事例などに触れることができ、意義深いものがありました。

 

現在の科目群の中では比較的古い方かもしれません(’16)。講義中のPPTで使われている図表などは、別リンクで最新のものが提示されていますが、医療技術や病症に対しての知見などは日進月歩の世界というイメージがあるので、どこかのタイミングで('16)は閉講となり、最新のデータ等に基づく新講座と差し替えられるのでしょうか。

 

「中高年の心理臨床」

ラジオ放送授業全15回:勉強時間3,207分(213.8分/章)

*単位認定試験の分も含めて算出してしまいました。この科目の所要時間は12分でしたが、他の科目は30分弱のもあります。合計時間を15(章)で割っているので、1~2分程度の誤差があります。以下同です。

元々は聴講で済ませようと思っていましたが、上記科目を履修するにあたり、補完的になるだろうと思い、選びました。文字通り、中高年の心と体の変化についての講義ですが、あまりにもタイムリーな内容で、ある意味で巡り合わせだったのかと思っています。退職やケガによる生活への影響は、まとまった時間が取れていた4月だったからこそ、突き詰められたものでした。

 

科目の内容的にはよかったのですが、試験としては物足りなかったです。これまでずっと思っていたことですが(別の学期の開始時にも発言したことがあります)、単位認定試験が小テストにしか思えません。

 

たったの10問、4択から一つ選ぶだけで、それもテキストに書いてあることがそのまま出るという……。リアルの授業だったら、その辺を補えるのかもしれませんが、ないものねだりなのでしょうか。この話は下記科目でも反対の立場から続けます。

 

念のため、科目としては、自身の置かれている状況に当てはまり有益でした。心理学系は参考文献に興味深いものが多いです。

 

「分子の変化からみた世界」

テレビ放送授業全15回:勉強時間3,926分(261.7分/章)

一番「危ない」科目でした。「危ない」の意味は “分からない” ということではなく、分からないことに不満・イライラがあったことです。これまでの他の科目にはないことでした。背伸びしているということでしょうか。サンクコスト効果という言葉も思い浮かべました。

 

これまで勉強してきた科目と考え併せてみると、180分/章を超えると、何がしかの手応え・成果を求めるのではないかと仮定しています。化学からはかけ離れた発想ですが、「足るを知る」も処世術だなとしみじみ思いました。とはいえ、もう少し追いかけるつもりでいます。

 

この科目は、化学の理論を通してみる身の回りの生活という視点の体験が貴重でした(前半理論、後半その使い方という構成)。原始地球の大気(これは「身の回り」とは違いますね……)とか、他の科目でもたびたび出てくるアデノシン三リン酸や光合成のメカニズムなどはもう少し深めたいです。

 

単位認定試験は他の幾つかの科目と同じく10問4択です。この科目は、脳みそに汗をかく思いで解きましたが、理系のバックグラウンドがある方には、ウォームアップ程度にしかならない内容なのかもしれません。ということは、物足りないと思っていたこの分量は、不特定多数にとっての平均値にもなっているのでしょう。

 

この科目には、大学化学の矜持も感じました。

 

趣味で象棋(Xiang4 qi2:中国将棋)を指していますが、象棋は棋力が釣り合わないと勝負にならないものです。他のスポーツでも同様のことが言えるでしょう。高段者は練習のときは、相手に合わせて加減しますが、真剣勝負なら、残酷に見えても甘い手は指さずに、最短で勝ちに行きます。それが礼儀だからです。

 

こちらの努力不足を考慮した上で記すと、印刷教材のいくつかの説明は淡白過ぎて、よくわかりませんでした。放送教材と合わせて理解に努めると、大分中和されますが、リアルの授業ではないので、限界はあります。

 

「現代を生きるための化学」

ラジオ放送授業全15回:勉強時間2,122分(141.4分/章)

同じ化学でも、切り口の違いがあります。「初歩からの化学」で面食らった原子軌道・分子軌道はこの科目で再確認できます。復習に努めます。

 

ラジオ教材は全く聴取してきませんでしたが、8月最初の3週は授業がないので、取りこぼしていた他の放送教材も含めて、聴取・視聴に努めます。

 

「植物の科学」

テレビ放送授業全15回:勉強時間2,300分(153.3分/章)

興味があり、選択した科目でした。「文化人類学」や「食と健康」など、他の科目と結びつきそうな気がしています。

 

「初歩からの物理」

テレビ放送授業全15回:勉強時間1,198分(79.8分/章)

手薄でした。このように記録してきた数字で振り返ってみると、積極的には取り組んでいなかったことが分かります。1回だけの通読だったので、「分からない」という印象だけが残り、そのまま試験に取り組んだ流れでした。まず高校物理の理解に努めます。

 

「一汁三菜で食生活を豊かに」

面接授業全8回(2日間):920分(レポート作成のための200分含む)

面接授業としては初体験で、よかったです(先学期当選していた面接授業は諸事情により断念していました)。この科目は、食生活バランスを見直したくて、選択しました。

 

一人暮らしなので、自炊しています。レパートリーは増えているはずなのに、買っている食材は変化に乏しく、栄養素的にどうなのかと思い受講を決断しましたすることにしました。講義中に、「あすけん」という、食事の内容から1日の栄養素のバランスをチェックできるアプリを紹介していただき、ダウンロードし、現在まで継続して使っています。食材ごとの栄養素を2日の授業で身に付けるというのは現実的ではなく、このアプリは渡りに船でした。

 

もうちょっと「食」系の面接授業を受けてみたいです。