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1031日(土)、たまプラーザサロンで「チーズで巡るフランスカルチャー紀行」を開催しました。



まずは、ひろこ講師から今回テーマのノルマンディ地方について、写真画像を使いながら風土や歴史的背景等についてのプレゼンテーション。


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プレゼンでは、絵画・印象派の巨匠モネのゆかりのスポット(ジヴェルニー、エトルタ)、ドーヴィルが舞台である映画「男の女」、そして「シェルブールの雨傘」のエピソードについてもご紹介。





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ノルマンディ地方はモン・サン・ミッシェルという世界遺産の大観光地

はありますが、パリよりも平均気温が45℃ほど低く、夏場でも雨や曇りが多い天候なので物悲しい雰囲気の場所です。映画でもそのような寂しい感じが描かれています。




ノルマンディ地方といえば、なんと言っても有名なのはカマンベールチーズ。カマンベールチーズという名前のチーズはたくさんあれど、本家本元はノルマンディ地方のカマンベール村で作られたものだけです。



今回はカマンベールを始めとして、白カビチーズ数種類をご紹介しました。比較的食べやすいものから、熟成の進んだかなり濃厚で初めて食べる方には戸惑うようなものもありましたが、りんご蜂蜜をつけて食べると濃厚なチーズでも非常にまろやかな味わいになるということでかなり好評でした。

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ノルマンディー地方は寒冷地ということもあって、りんごの産地です。今回提供させていただいた「カマンベールチーズとりんごとレタスのサラダ」、これは手前味噌ながら、美味しくてなかなかいけると思います。


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チーズというのは食べ合わせも非常に大切な食材です。今回出したお酒はノルマンディー地方産のりんご(シードル)と赤ワイン。



チーズとワインとパンは本当によく合います。食もお酒もすすんで、瞬く間になくなっていきました。


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チーズの会とはいえ、いろいろな食べ方でテイスティングいただくのでこれだけで本当にお腹がいっぱいになります。


次回参加される方は、昼食は控え目にされた方がいいかもしれません。




会の終盤では、モンサンミッシェルのクッキーに世界のお茶マイスターのサリーさんから提供いただいた燻製ほうじ茶を飲みながらデザートタイム。


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この燻製茶はスモーキーな風味なので今回は試しませんでしたが、チーズとの食べ合わせにもフィットしそうなので、今度試してみたいと思います。



終了予定は17時で

したが皆さんと終始和やかな雰囲気で談笑したので、18時頃にお開きとなりました。



次回の第2回目は1129日(日)に古城巡りで有名なロワール地方をテーマとして行います。








































2015年7月11日、テキーラテイスティング講座&ラテン音楽の夕べの交流会を実施。総勢21名。


テキーラマエストロの小池さんのテキーラ講座で詳しい解説の後に用意してテイスティングした4種類のプレミアムテキーラは、単なる強い酒というテキーラのイメージを打破し、とても風味高く奥深い味わい。飲むとかーっとはなりますが、次第に酔いがひいていって、後に残らないのが大変不思議でした。


小池さんのお話によると、テキーラ協会の会長は、元々お酒を飲めない方だったそうですが、アメリカで著名俳優からつがれたプレミアムテキーラを飲んで、その美味しさに衝撃を受け、メキシコの産地を何回も訪れてその魅力にはまり、日本に協会を立ちあげたということです。


DJマイケル氏によるDJタイムでは、冒頭で私ビリーと松崎師匠が、昭和歌謡曲の「恋のメキシカンロック」の振りつきをリードして参加者の皆さんと楽しく踊らせていただきました。その模様の写真を撮り忘れたのはちょっと残念(-_-;)


いつものワイン会とは準備の仕方が違ったこともあって、運営に不十分な点があったのは今回の反省点ですが、概ね参加者の皆さんにテキーラテイスティングとラテンテイスト音楽とイタリア料理を楽しんでいただけたのではないかと思います。






仕事とプライベートとをしっかり分けるフランスはで残業はほとんどなく、夫も家事、育児に積極的に取り組むそうです。


また、フランスでは子供を「一人の大人」として扱い、徹底して自立させるようにしつけるので、赤ちゃんは、生後数週間で自分1人の部屋で眠るようになるようです。


さらに、幼稚園や学校からの指示やママ友達とのしがらみもなく、母親としての負担が少ないので、安心して仕事ができ、家庭生活も楽しめるそうです。ちなみに、フランスでは大学に至るまで教育費は無料です。


権利意識が高いのでわがままな人がフランスには多いし、日本的な良さもあるので決して称賛すべき点ばかりではありませんが、特に首都圏では子育てしにくい環境にありますし、日本の夫の家事、育児に費やす時間は、先進国の中で一番少ないそうです。


できるところは日本も見習った方がいいかもしれません。特に夫がもっと家事、育児に参加しやすいように労働環境を改善してほしいものです。夫婦揃って育児ができるような人に優しい企業風土が広がることを心から願っています。


参考 フランス女性はなぜ仕事を続けられるのか


2015年7月4日、六本木のギリシャ料理店「スピローズ」で地中海ランチ会を開催しました。青と白が基調の内装がなかなかお洒落なお店。


この「スピローズ」というお店は以前は原宿に構えていましたが、実は筆者夫婦が始めて出会ったのが、筆者が主宰したギリシャ料理会で使ったこのお店でした。そういった意味で大変思い出深いお店なのです。


スペインで挙式を挙げましたので、そういった意味で筆者夫婦は出会った時から地中海繋がりだったわけですね。

ギリシャサラダ

ランチメニューは、ハルミチーズのサガナキ、ディップとギリシャ風ピタパン、ギリシャサラダ、ムサカ(ギリシャ風ドリア)、バカリャロ(タラのビール衣揚げ)、 ポークスブラキ(ポークのギリシャ風串焼き)とデザートとして、山羊乳のレアチーズケーキ等料理も新鮮な素材でボリュームたっぷりでなかなか美味しかったです。

バカリャロ


ラムスブラキ


山羊乳のチーズケーキ


参加された方の内、3名の方がギリシャに旅行の経験ありとのことで、エーゲ海クルーズ等旅の思い出話で会話も弾み、すっかり大満足…


最近、ギリシャは、デフォルト危機で大変なことになってますね…と店長に聞いたところ、マスコミでは国民が騒いているところばかりが取り上げられるが大多数の国民は、なんとかなるさと気楽に構えているとのこと。そこはさすがにラテン気質だと思いました。

幸運のせみカシス小(陶器の壁掛けオーナメント)


フランスではセミは幸せのシンボルと言われています。日本では、「四ツ葉のクローバー」を見つけると幸運を招くと呼ばれていますが、それに匹敵します。


「シガル」とは、フランス語でセミの意味。南フランスのプロヴァンス地方では「セミがたくさん鳴くと、その年は良い年になる」と言われているそうです。


フランスでは、セミは「忍耐強い」「太陽の申し子」と言われています。

セミは生息地に北限があり、フランスでは南部にしかいない生き物。そのためフランス北部、例えばパリの人々がセミを見ると、太陽ギラギラの楽しいバカンスをイメージするようです。ヨーロッパは特に大西洋側、内陸の方は日照時間の短い国が多いので夏のバカンスシーズンには、貴重な太陽の光を浴びに地中海地方にバカンスに行く人が多いです。セミがポジティブに捉えられているのはそのためかもしれませんね。


セミは、ヨーロッパでは南仏プロヴァンスにしか生息しないため大変貴重で、その強い生命力と希少性から復活や不老不死そして幸運を運ぶ神秘的なシンボルとして愛され、現代でも歴史ある避暑地であるプロヴァンス地域では「永遠に続く幸運のシンボル」として飾られているそうです。泥棒除けに魔除けとして玄関の扉に飾られることもあります。


それを裏付けるように、風水でもセミは中国故事伝説によると、絶世の美女と言われた、斉王の后である「斉女の生まれ変わり」であるとして、「永遠の美」と「不老不死のシンボル」(中国皇帝は亡くなるとき美しい蝉のオブジェを口に含み、また皇帝として生まれ変わる儀式を行いました)として富裕層や権力者に言い伝えられ 現代でも幸運のインテリアやジュエリーとして好まれているようです。


セミは、日本では夏の風物詩。騒がしい鳴き声は決して耳障りのいいものではありませんが、フランスでの好待遇?や風水の言い伝えを聞くと、セミに対する見方が変わるかもしれませんね。


参考 これは衝撃…色とりどりの「セミ」をあしらった高級ショコラ!! この形にした理由が意外と深かった

サンジミニャーノ


太陽の国とも言われるイタリアは食べ物がとてもおいしく、豊富な世界遺産や観光地があって、訪れる人誰でも魅了する国です。


イタリア人というと、ラテン気質で時間にルーズでだらしない…というイメージもありますが、イタリアの人はとにかく楽しむことを常に念頭に置いています。


お昼休みを2時間も3時間もとるお店はざら。夕飯を食べ終わってから遊びに行くぞ!というのはイタリアではごく当たり前の習慣です。

イタリア人はとにかく「楽しむ」ということにとても貪欲なのでそのこだわりには頭が下がります。特に地方のイタリア人のライフスタイルには注目です。


例えば、トスカーナ州のサンジミニャーノでは広大に波打つブドウ畑を眺めながら、軒先に机をセットして夕飯を楽しんでいる風景。一晩中、ワイン片手に楽しい語らいが続きます。


イタリアに行ってみたら、イタリア人のライフスタイルを真似てみるといいでしょう。朝はコーヒーショップでエスプレッソ、昼は本格ピザを食べて、夕飯の後には街のバーに繰り出してみるとイタリアの生の空気が感じられるかもしれませんね。


イタリアピザ



参考 太陽の国イタリアは想像を絶するくらい魅力的だった

バイラバイラ



スペインで生まれた「BAILA BAILA」は地中海系のエクササイズ。「BAILA BAILA」とは、スペイン語で「DANCE DANCE」=「踊る 踊る」という意味。


「BAILA BAILA」は、オリジナルで構成された地中海を思わせるラテン系音楽を使い、曲ごとに簡単なステップがついているので、音楽を聴くと自然とステップを踏んでしまう普段着でもできる楽しいエクササイズで、最近はフィットネスクラブでもメニューに取り上げられているようです。


また「BAILA BAILA」では、それぞれの楽曲にはストーリー性もあり、思わず感情を込めて踊ってしまうのが魅力とのこと。フラメンコがまさに人生の悲哀と喜びを表す踊りなので、ラテン系のダンスにはこれに通ずるものがありそうですね。


勿論、多大な脂肪燃焼効果でダイエットにも最適。ラテン系の曲をかけながらノリノリで楽しくダイエットできれば嬉しいですよね!!


参考 ハマる人続出の簡単ダイエット

天ぷら


ポルトガルといえば、スペインが幅をきかせているイベリア半島のほんの端っこの小さい国。ブラジルの旧宗主国とはいえ、至って地味な国。


そんなポルトガルは、江戸時代に「油で揚げる」という調理法を伝えました。これが日本食で人気の天ぷらのルーツです。「天ぷら」という言葉もポルトガル語からきているという説があります。


天ぷらの本家ポルトガルでは、揚げ物の種類も非常に多く。最大の特徴は衣にも味がついていることです。タコの足の天ぷらもあれば、かば焼き風天ぷらもあれば、かき揚げもありとなんでもあります。


ポルトガルの食卓では、日本と魚介の食べ方がそっくりだそうです・タコは天ぷらや炊き込みご飯に使ったり、小アジは南蛮漬けにします。南蛮漬け(マリネ)もポルトガルが元祖ですね。


他にもポトフ等日本人好みの料理がたくさんあります。ポルトガル料理は。素朴で家庭的な魅力があるようですね。


参考 日本人がポルトガル料理にハマる理由

地中海料理


地中海の食事と聞くと、イタリア料理やスペイン料理のメニューが頭に浮かびます。しかし、ピザ、ラザニア、イベリコ豚等は本来のものではありません。


「地中海式食事法」は、1960年代のギリシャのクレタ島とイタリア南部の伝統的な食習慣がベースとなった食事スタイルです。


ギリシャ保健省と地中海式食事法の普及活動を行なっている米国のオールドウェイズの情報によると、「正統」の地中海式食事法は大体以下のように定義されるようです。


(1)毎日、野菜や果物、精製していない全粒穀物、乳製品、オ リーブ油を食べる。乳製品は低脂肪タイプを。野菜や果物はできるだけたくさん食べる。全粒穀物は、日本人なら玄米ご飯がお勧め。


(2)週に数回、卵、魚介類および鶏肉などの家禽類、豆類、ナッツ類や種子類、イモ類を食べる。最近の研究によると、魚はたくさん食べたほうが良い。


(3)豚や牛のような赤肉料理は、月に1~2回程度、特別な日にだけ食べる。ただし通常、ソース、豆やパスタ料理に、より美味しくする目的で“少量”の肉を加えることはある。


(4)赤ワインを適度に飲む。食事と一緒に、男性はグラス2杯、女性はグラス1杯までが適量。ただしこれは必須要素ではない。


(5)精製された砂糖や穀物、オリーブ油以外の脂肪はほとんど食べない。


健康、ダイエットに良いとされる「地中海式食事法」には、重要な要素として、「家族や友人とともに過ごす楽しみとしての食事」があります。良い人間関係と生活を楽しむことが、カラダとココロの健康に役立つことは間違いなさそうですね。


参考 糖尿病からガン予防、長寿にまで効く!健康に良い“究極の食事法”とは?