ドラムの練習をスタートしています。
練習も曲作りも同時にすると一つに集中できない。
ですので、曲作りの時はほとんどドラムは叩きません。自分の歌い方、表現の方法はある程度基盤があるためです。散々子供の時からドラムを叩いて生きてきたので、瞬時に対応できます。
むしろ少し離れていた方が今まで気づかなかった感覚を得るので僕の場合は期間をある程度決めて、切り替えて向き合う方が良いです。
演奏家は練習も仕事の一つですが、僕は闇雲の千本ノックは合いません。これを無理にやると体は壊すし、気持ちが萎えます。
ドラムは神聖なるもので、常に自分を向上させてくれる神秘な物としておきたいからです。
期間を空けて叩けば普段の現在の気持ちを含んだテイストになるので毎回フィーリングは変わります。出音も違った風に聞こえてくるので、奏で方も変わります。
一番嫌いなのが、"演奏がやりやすいから"って言うのは絶対にナシでやってます。なんか二流、三流に感じるからです。とてもディフェンス的なマインドだと思う。このセッティングが叩きやすいから、このチューニングがやりやすいから的なマインドは捨ててます。この考え方は自分に自分で表現法のフィルターをかけてしまってる。
聴き方や、考え方の方向を変えたら、すぐ隣に新しい世界があるかもしれない。自分をもっとクリエイティブに表現がしたいという気持ちでいないと、
ビビって、前に進めない。
自分で自分の可能性を抑制してるのはダメだと思う。ジョンボーナムなんて、どんなセッティングだって、どんなボロボロのドラムだってあの音になると思う。
大事なのは一音だ。自分の奏でるその一音から世界を瞬時に広げる感覚を持たなきゃ、真の演奏家とは言えない。羽を広げ自由に飛べなきゃ意味がない。
しっかりと良いものを届けたいと言う信念だけが前に出て、肝心な楽しむって言うのがどうしても二の次になっている自分がいる。
ロバートプラントが大舞台に出演する直前の緊張したレニークラヴィッツに対して、楽しめとしか言わなかった。
そう言う事だと思う。先ず自分が楽しまなきゃお客さんには伝わらない。
もっと空間を操れるように叩きたい。
一番大事なことは描く事なんだと思う。
描く精神だ。その時々の気分や環境、フィーリングで描き方も変わる。自分自身も分からない。
だから面白いんだよ。絶対カッコいい描き方をしたいからこそ、普段から練習や勉強しなきゃ行けないんだ。自分が自分でワクワクしなければ始まらない。
これはドラマー関係なくクリエイターは全員そうだと思う。
描くんだよ。