僕のライブ前の練習はウォーミングアップや、音のチェックもせず、そのままライブと同じように叩く練習をします。時間を決めてタイトに練習します。


なぜかと言うと、本番は時間がない中、ドラムをチェックするために叩いたりあまりできない上、細かなチェックはできません。


一回限りの本番なので、それと同じような緊張感と精神状態を持っていき叩きます。


あえて、リラックスした状況とリラックスした精神状態を作らないようにしています。


いざ、演奏を初めてみたら沢山の情報が瞬時に溢れてきます。


ん?響きが心地よくないなとか、チューニングが気持ち悪いとか、セッティングがあまいなど。


けど、本番中は直せません。その悪い状況の中でいかに良い演奏ができるかが、演奏者には大事なことだと思っています。


観に来てくださってる方には全く関係のないこと。その日を楽しみにし、わざわざ会場まで足を運んでくれたんだから、演者は体調悪かろうが、やりにくい環境であろうが、精神状態が悪かろうが言い訳は無用。


ステージ立つ以上は最高を更新しなきゃ、先ず自分に萎える。誰よりも自分に期待をしてあげなきゃ、未来は暗い。


何百、何千と同じ曲を演奏しても何百、何千通りのニュアンスがある。


一本一本、違う景色があるからこそライブは楽しめる。それでも時期や旬、マインドもあるから微妙に変わっていく。そんなところも楽しめれるライブをしていきたいね。