先週のドラムレコーディング。


ビンテージラディックの26インチ穴ナシを叩くのはかなりコントロールが難しい。


ドラマーならわかると思うけど、22インチから24インチの感覚とはほぼ別世界が待ってます。めっちゃコントロールが難しくなります。26インチは鳴らすポイント掴まないと、音量さにバラツキが出るし、芯を出すのは力ではない事を身を待って感じます。


答えはスピードです。


そして、穴無しは本当に難しい。ビーターをヘッドから離す踏み方しないと、ヘッドの跳ね返りが大きいので、ビーターを離さない奏法だとブルブルとノイズになります。

メタラーのヘッド押し付け踏みが全く通用しなくなります。

貸しスタジオにある毛布ガチガチのスーパータイトなべードラなら押し込む踏み方で問題ないけど、穴無しの26ならまず踏めないと思う。


簡単そうに踏んでるように見えると思うけど、かなり訓練しました。


2連打のダダンッ(二発目強い)のはみんなできるけど、ダタン(二発目弱い)はみんなあんまり意識してないと思う。


ボンゾなんてそういう細かい歌い方も表現してる。彼の頭の中にしっかりと歌い方がある。何が言いたいかというと、奏法の前にしっかり自分の音があり、そのレベルが半端なく高いという事。 だからこそ、ダイレクトに表現できるラディック26インチ穴ナシなんだよ。


彼の音楽を表現する意味がきちんとあって、それにあったキットを使ってるというだけ。

スネアなんて当時現行品のスタンダードモデルだからね。世界のスーパースターだからと言って、高価なものなんて使ってない。

ちゃんと自分の音像や表現したい事が確実にあって、それにあった楽器をただ使ってるだけ。それがたまたま市販品のラディックだっただけ。

そこなんかも僕が魅了されるポイント。

真の音楽家だよ。

本物中の本物。


僕もまだまだだけど、ラディックの自分なりの鳴らし方は知ってるつもり。


このドラムで早くLIVEしたいね。


そして、402はグレッチのスナッピー42本線使ってません。以前は使ってたんだけど、

CANOPUSのビンテージスナッピーがあまりにも良くて、愛用してます。

ボトムヘッドを暫く変えてない人は是非変えて欲しい。スナッピー、ボトムヘッド変えたら、世界変わるよ。

一気にニューワールドになる場合多いから、変えてない方は是非です。