ありがたい事に、この間ドラムセミナーの話を頂いた。自由にやってくれていいと言われたので、真っ先にツェッペリンやりますって言ってしまった。笑  
なんか、ドラムソロの概念がそもそもあまり好きじゃない。全て音楽的でありたいんだ。
少しマニアックな話になっちゃうけど、実はドラムテクニックを披露する感じがちょっと苦手だ。僕はロックが死ぬほど好きだし、音楽の中でドラムという楽器で表現するのが僕の美学なんだ。
じゃあ、ボンゾは?ドラムソロあるじゃん?みたいな事になると思うけど、あれはね、ちゃんと音楽してるんだよね。知ってる人は分かると思うけど、繋がってるんだ。ボンゾのソロはテクニックを披露してるわけでは決してない。MOBY DICKという曲なんだよ。絶対途切れないし、めちゃくちゃ歌ってる。ボンゾって後ろにドラあるけど、あれ、見せ場作ってドカンドカン叩きまくってるわけでは決してないのよ。
凄く音楽的に曲の中でさりげなく使う。カッコよくて最高にシビれるポイントの一つだよ。
ティンパニもそうね、あれも音楽的に使う。全て曲にあったベストフレーズの中に組み込む。しかもさりげなくだ。ここがまたシビれるポイントの一つなんだ。
ボンゾ=即興ってイメージ強いけど、実は全てではない。
もちろん鬼のような世界観で即興感はハンパない。でも、お決まりフレーズは毎回同じ。そこにポップ感もあるんだ。素人にも分かりやすく、口ずさめるようなフレーズは毎度同じ。
凄いところは絶対外さない。そこだけは毎度同じタイミングで確実にキメてくる。
何百枚もの海賊盤持ってるけど、外してるテイク聞いたことがない。
あの即興だらけの中、曲の中でここぞって時は毎回同じ。毎度同じニュアンス。ここが彼のセンスが光る、素晴らしいと感じる一つなんだ。
声を大きくして言いたい。”ボンゾは野蛮じゃない‼︎”
音がデカくドガドカ叩くイメージが世間ではついてるけど、決してそうではない。物凄く繊細だ。だからヘビーにもいけるんだ。ドラム単体だけで考えて叩いてない。”音楽をする、グルーヴする”だけで彼はドラムを叩いてるのが凄く分かる。
今日より明日という気持ちで毎回ステージに立ってるのが感じれるし、分かる。
シビレまくるね。

ボンゾはまだまだ発見はあるし尽きないね。


話は脱線し長くなったけど、僕のセミナーはツェッペリンをバンドで生演奏して色々感じてもらえれば嬉しいと思ってる。音楽の中のドラム表現の素晴らしさを伝えればと思う。
バンドの中でドラムという楽器がどうあるべきか、どう表現すべきか、そこを伝えたい。僕もバンドが好きで、ずっとやってきた。だからバンドのドラマーのかっこ良さを伝えたい。色々試行錯誤してみるので、目処ついたら報告します。

よろしくです。



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