青盤レコーディングは本当に色々あった。
このレコーディングがなければ、前には進めてなかったと思う。
このレコーディングがあったからこそ、僕らはまた一つ成長できたと思う。
【レコーディングも全部自分達だけで行う】
流石にドラムはジンスタでは叩けないので、外のスタジオで録る。
朝からドラム録りはスタートした。
まだ機材も今みたいに揃ってなく、MTRを持ち込んで、自分達でマイクを立てて録音する。
スタジオはレコーディング使用のスタジオではなく、皆がよく使う練習スタジオだ。
ジンが僕の後ろに居て、録音する時ボタンを押す 笑
レコーディング曲は3曲
★egoism
★i never forget you
★change to change
どれも、CHILDのライブでも欠かせないキング曲だ!
egoismはこの時期のライブでは最後によくやっていた盛り上げ曲!
シャッフル調で軽快爽快、今までのCHILDにはない、新境地にいけた看板曲だ!
i never~はCHILDの初期曲。
この曲が一番アレンジが変わり、メンバーの成長と共に、楽曲も成長してきたCHILDにとって大事な曲。
change to changeはツアー中に京都で作った、できたてホヤホヤの新曲。
どれも、青盤に入れるにはもってこいの押し曲ばかり!
レコーディングは練習した成果がきちんと出て、わりとスムーズにいったと思う。
しかし、i never~なんてフェードアウトだから合図されるまでずっと叩かなきゃいけない。
でも、アウトロからだいぶ長い間叩いても、一向に終わりの合図がない。
あかん!しんどい!
なんでやーっ⁈
振り返るとなんと!
zzz…。
ジン寝てる…。
朝から録ってるもんだから、ジン居眠り 笑
そりゃ、終わらんわ 汗
常に音に厳しいジンもこういったお茶目な部分があり、愛嬌があった。てか、CHILDメンバーみんな三枚目。そこがまた面白いのです。
そして、ベース、ギターはジンスタに戻り、レコーディング。
慣れてるせいかスムーズにいったのかな?ちょっと忘れてしまったけど、ボーカル録りがCHILD史に残る事件があった。
ジンの家にはボーカルブースがあり、たかさんはそこで歌う。
たかさんは驚異的な喉の持ち主。
何度歌っても声が枯れない。
普段めちゃくちゃなたかさんもレコーディングや、ライブに関しては全くの別人でスイッチが入る。
しかし、青盤レコーディングはかなり苦戦した。
何度も何度もやり直しが続く。
ジンからなかなかOKテイクが出ない。
"妥協はしたくない"
音に命をかけているからこそ、ストイックになる。
歌詞を一語一句偽りのないよう伝えるため、死に物狂いで書いてある。
だからこそ、歌に抑揚や表情が重要になり、ジャッジも厳しくなるのだ!
歌録りは午前から始まり、夕方になっても一曲どころかワンコーラスも録れなかった。
「ええ加減にせーっ!」
ついにブチ切れてしまったジンは堪忍袋の緒が切れ、出て行ってしまった。(ディレクションも同じくらい、体力と集中力がいるのだ)
場は緊迫した空気。
たかさんは自分の不甲斐なさに悔しさを表し、涙を浮かべ、残された僕や、やぎちゃん、しょうちゃんに謝った。
「皆、ごめんな…。」涙
あの、たかさんが泣いた…。
たかさんが泣いている姿を初めて見た。
普段ぶっきらぼうなだけに、人としての温度感を必要以上に感じた。
それだけ彼も命をかけてやってるのだ。
言葉は少ないけど、十分伝わった。
「たかさん頑張ろう!」
皆の気持ちが一つになった瞬間だった。
頑張ってるのは、たかさんやジンだけではない!
これはチームなんだ!バンドなんだ!皆で一つの最高傑作をつくってるんだ!皆のパートも大事な自分達のパーツなんだ!
僕も自然と涙が溢れた(やぎちゃんには今だにバカにされますが…笑)
ここで僕らは一つになり、僕含めチームとしてまた前進できた。
僕はそれをしっかりと感じた。
レコーディングはやぎちゃんがディレクションをとり、歌録りはジンなしで再開した。
そして、夜遅くにやっと録り終えた。
もう、皆クタクタだった。
たかさん含め、僕ら4人が全てを出しきり、やり終えた感じは、なにか達成感があった。
そして、ジンは夜中に帰ってきた。
機嫌はけしてよくない。
サングラスで表情が分かりにくい上、日に焼けた小麦色の肌が余計に機嫌の悪さが増しているように見えた。
そして、一言も話さず、僕ら4人が力を合わせた歌のテイクをジッとスピーカー、一点を見つめ聴きいる。
僕ら4人は固唾を呑んだ…。
自然とたかさんだけではなく、僕ら4人で頑張った事を感じてくれたのか、無言で頷いてくれた。
よっしゃーー‼
この五人で初めての作品が生まれた。
そして、ついに青盤録り終えた‼
CHILDに息吹を吹き込めた‼
こんなに達成感を感じた事はなかった。
これが本当のバンドなんだと実感した。
後、ミックスとマスタリングの作業を残し、引き続きライブは続いた。
3月6日高田馬場AREA
15日横浜7thアベニュー
25日恵比寿ギルティー
そしてここで、
★青盤完成‼★
青盤発売は3.31市川club GIO(オールナイトイベント)だった。
そして、
4月1日高田馬場CLUB PHASE
8日池袋ROSA
14日横浜7thアベニュー
20日恵比寿ギルティー
5月1日池袋サイバー
9日本八幡ルート14
24日姫路ベータ
26日広島並木ジャンクション
29日名古屋ミュージックファーム
このツアーで、全力で青盤、赤盤を、宣伝し自分達を全力で表現した。
一本一本気を抜かず、全身全霊で自分達を表現していった。
ライブが終わっては直ぐに、会場入り口の物販席まで行き、自らメンバーが音源を販売する。
音源の評価は高く、どんどん売れていった。
音楽関係者にも、少しづつ届いて行き、僕らの音源を評価する人も増えていった。
そして、青盤、赤盤は見事1000本全て完売したのだった‼
続く…。
青盤赤盤‼
高田馬場フェイズ‼
iPhoneからの投稿
このレコーディングがなければ、前には進めてなかったと思う。
このレコーディングがあったからこそ、僕らはまた一つ成長できたと思う。
【レコーディングも全部自分達だけで行う】
流石にドラムはジンスタでは叩けないので、外のスタジオで録る。
朝からドラム録りはスタートした。
まだ機材も今みたいに揃ってなく、MTRを持ち込んで、自分達でマイクを立てて録音する。
スタジオはレコーディング使用のスタジオではなく、皆がよく使う練習スタジオだ。
ジンが僕の後ろに居て、録音する時ボタンを押す 笑
レコーディング曲は3曲
★egoism
★i never forget you
★change to change
どれも、CHILDのライブでも欠かせないキング曲だ!
egoismはこの時期のライブでは最後によくやっていた盛り上げ曲!
シャッフル調で軽快爽快、今までのCHILDにはない、新境地にいけた看板曲だ!
i never~はCHILDの初期曲。
この曲が一番アレンジが変わり、メンバーの成長と共に、楽曲も成長してきたCHILDにとって大事な曲。
change to changeはツアー中に京都で作った、できたてホヤホヤの新曲。
どれも、青盤に入れるにはもってこいの押し曲ばかり!
レコーディングは練習した成果がきちんと出て、わりとスムーズにいったと思う。
しかし、i never~なんてフェードアウトだから合図されるまでずっと叩かなきゃいけない。
でも、アウトロからだいぶ長い間叩いても、一向に終わりの合図がない。
あかん!しんどい!
なんでやーっ⁈
振り返るとなんと!
zzz…。
ジン寝てる…。
朝から録ってるもんだから、ジン居眠り 笑
そりゃ、終わらんわ 汗
常に音に厳しいジンもこういったお茶目な部分があり、愛嬌があった。てか、CHILDメンバーみんな三枚目。そこがまた面白いのです。
そして、ベース、ギターはジンスタに戻り、レコーディング。
慣れてるせいかスムーズにいったのかな?ちょっと忘れてしまったけど、ボーカル録りがCHILD史に残る事件があった。
ジンの家にはボーカルブースがあり、たかさんはそこで歌う。
たかさんは驚異的な喉の持ち主。
何度歌っても声が枯れない。
普段めちゃくちゃなたかさんもレコーディングや、ライブに関しては全くの別人でスイッチが入る。
しかし、青盤レコーディングはかなり苦戦した。
何度も何度もやり直しが続く。
ジンからなかなかOKテイクが出ない。
"妥協はしたくない"
音に命をかけているからこそ、ストイックになる。
歌詞を一語一句偽りのないよう伝えるため、死に物狂いで書いてある。
だからこそ、歌に抑揚や表情が重要になり、ジャッジも厳しくなるのだ!
歌録りは午前から始まり、夕方になっても一曲どころかワンコーラスも録れなかった。
「ええ加減にせーっ!」
ついにブチ切れてしまったジンは堪忍袋の緒が切れ、出て行ってしまった。(ディレクションも同じくらい、体力と集中力がいるのだ)
場は緊迫した空気。
たかさんは自分の不甲斐なさに悔しさを表し、涙を浮かべ、残された僕や、やぎちゃん、しょうちゃんに謝った。
「皆、ごめんな…。」涙
あの、たかさんが泣いた…。
たかさんが泣いている姿を初めて見た。
普段ぶっきらぼうなだけに、人としての温度感を必要以上に感じた。
それだけ彼も命をかけてやってるのだ。
言葉は少ないけど、十分伝わった。
「たかさん頑張ろう!」
皆の気持ちが一つになった瞬間だった。
頑張ってるのは、たかさんやジンだけではない!
これはチームなんだ!バンドなんだ!皆で一つの最高傑作をつくってるんだ!皆のパートも大事な自分達のパーツなんだ!
僕も自然と涙が溢れた(やぎちゃんには今だにバカにされますが…笑)
ここで僕らは一つになり、僕含めチームとしてまた前進できた。
僕はそれをしっかりと感じた。
レコーディングはやぎちゃんがディレクションをとり、歌録りはジンなしで再開した。
そして、夜遅くにやっと録り終えた。
もう、皆クタクタだった。
たかさん含め、僕ら4人が全てを出しきり、やり終えた感じは、なにか達成感があった。
そして、ジンは夜中に帰ってきた。
機嫌はけしてよくない。
サングラスで表情が分かりにくい上、日に焼けた小麦色の肌が余計に機嫌の悪さが増しているように見えた。
そして、一言も話さず、僕ら4人が力を合わせた歌のテイクをジッとスピーカー、一点を見つめ聴きいる。
僕ら4人は固唾を呑んだ…。
自然とたかさんだけではなく、僕ら4人で頑張った事を感じてくれたのか、無言で頷いてくれた。
よっしゃーー‼
この五人で初めての作品が生まれた。
そして、ついに青盤録り終えた‼
CHILDに息吹を吹き込めた‼
こんなに達成感を感じた事はなかった。
これが本当のバンドなんだと実感した。
後、ミックスとマスタリングの作業を残し、引き続きライブは続いた。
3月6日高田馬場AREA
15日横浜7thアベニュー
25日恵比寿ギルティー
そしてここで、
★青盤完成‼★
青盤発売は3.31市川club GIO(オールナイトイベント)だった。
そして、
4月1日高田馬場CLUB PHASE
8日池袋ROSA
14日横浜7thアベニュー
20日恵比寿ギルティー
5月1日池袋サイバー
9日本八幡ルート14
24日姫路ベータ
26日広島並木ジャンクション
29日名古屋ミュージックファーム
このツアーで、全力で青盤、赤盤を、宣伝し自分達を全力で表現した。
一本一本気を抜かず、全身全霊で自分達を表現していった。
ライブが終わっては直ぐに、会場入り口の物販席まで行き、自らメンバーが音源を販売する。
音源の評価は高く、どんどん売れていった。
音楽関係者にも、少しづつ届いて行き、僕らの音源を評価する人も増えていった。
そして、青盤、赤盤は見事1000本全て完売したのだった‼
続く…。
青盤赤盤‼
高田馬場フェイズ‼
iPhoneからの投稿

