先日から、秩父宮記念山岳賞を2007年に受けられた松本ゆき夫先生が書かれた、「幻の楼蘭、ロプ・ノールの謎」を市立図書館で借りて眺めて感服していた。ちょうど12月は秩父宮記念山岳賞の発表の時季でもあって、今日偶々youtubeを見ていたら、今年度の受賞講演で原山智さんが話されるのを聴くことが出来た。全くこの賞にピタリの選考で、本当に良かった。


タイトルは、「北アルプス(飛騨山脈)の形成」で

1. 山の隆起とその成因

2. 地質図輻の調査

3. 槍・穂高でのカルデラ火山の発見

4. 世界一若い滝谷花崗閃緑岩

5. 隆起傾動運動

6. 北アルプス、高瀬川、鹿島槍、爺ヶ岳の傾動隆起。


原山さんが京大、地質調査所、信州大で取り組んでこられた内容。私は2015年の地質学会長野大会でプレ巡検で上高地、ポスト巡検で爺ヶ岳での黒部川花崗岩について原山さんの案内で見て回ることができた。


ともかく、受賞おめでとうございました。