5月11日
  基線長(えびのー牧園)の伸長はほぼ止まっているように見える(VIVA2ではそうでもないのだけれど,どちらが良いのか判らない).地震連続記録も静か.今日も天気は良い.15時の映像.
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5月12日
  特に変化なし.6時25分頃の地震は栗野岳西でよく揺れているが,他ではあまり強くない.Hi-netでも出てこないし局所的?栗野岳西は微動も今朝から続いていたり,少しクセがあるのだろうか.明日・明後日はまた天気が悪そうだ.

  全然関係ないけれど,知人が教えてくれた,鉱物科学会の30周年の飯石一明さんや熊沢峰夫さんのエッセイ?は面白かった.  https://www.jstage.jst.go.jp/browse/gkk1952/16/1/_contents/-char/ja 飯石さんが書いておられるような,超高精度局所分析(SIMS)や,計算機による超高圧での結晶構造の予測など,現在では最先端で実現されていて,慧眼.

5月13日
   お天気は悪い.映像は全て見れない.地震連続波形,だいたい静か.栗野岳西はまた03時位から微動が出ている.GNSS基線長はいずれもほぼ伸長が止まっているように見える.VIVA2のGPSは伸長が続いているようにも見えるが不明.

5月14日
  昨日の昼前から,地震連続記録(新燃岳南西)で微動が出ている.栗野岳西の微動は収まった.
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午後,14時45分頃,火口溶岩から爆発があった.
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14時台の地震連続波形の比較(5点)
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2011年の時もそうだったけれど,火口溶岩でブルカノ式噴火が生じるモデルについて,勉強不足でどのようなものが提案されているのか知らない.当方は,基本的に,閉じた系での火口溶岩の冷却・結晶作用に伴う発泡・過剰圧の発生によって爆発が生じていると思っているのだが,2011年の場合,火口溶岩が溜まった後も,基線長(えびのー牧園等)の伸長や,火口溶岩中央部の隆起が見られたので,マグマの供給が継続した,という見方もあったように思う.ただ,火口溶岩中央部の隆起は全体の溶岩の0.4%程度なので,マグマの発泡によって説明できるのではないかと思う.細い火道で定常的にマグマを供給するのは極めて不安定で止まるか,バット出るかだろうと思うので,その辺をきっちり議論しておく必要があるのではないかと思う.

気象庁のライブカメラの溶岩アップ映像,IKGMさんがツイートされたものです.
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5月15日
  昨日の爆発以降,少し短い短周期の地震が見られるが,全体的には静か.昨日の爆発が生じた火口の様子が見たい処だが,判らない.GNSS基線長は伸長が止まった状態(VIVA2でもそのように見える).
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 気象庁から今日発表された,霧島山の火山活動解説資料 http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/fukuoka/18m05/201805151220_551.pdf
 深さ2-3㎞の新燃岳北方での地震が最近頻発しているデータが出ている.マグマOr熱水?貫入でもしているものだろうか?

5月16日
  2011年での火口溶岩が定置したのが2月1日で,最後のブルカノ式噴火が4月18日だった(Nakada et al.,2013, EPS)から,77日目.今回は3月6日に火口溶岩が定置して,一昨日のブルカノ式噴火は69日目.定置した溶岩量はほぼ同じだが,火口内溶岩の形状が異なるので,ブルカノ式を生じ得る期間は判らないが,あってもあと1,2回だろうか.2011年の場合は,ブルカノ式噴火が止まったあとも溶岩の表面がわずかに隆起したが,内部の二次発泡による可能性が十分あるように思える(要検証).
  お天気は微妙だが,朝は見えている.基線長(えびのー牧園)は4月下旬に伸長が止まってからもう1月近くなる.地震連続波形,極めて弱い微動が新燃岳南西で見られるが概ね静か.

5月17日
  今日は朝から新燃岳は雲の中.基線長も伸長止まった状態.地震連続記録も静か.