昨年8月に訪れた飛騨小谷の伊西岩露頭について,薄片はすぐ作成していたのだが,顕微鏡鑑定が全然駄目でようブログに出せないでいました.(今も事情は変わっていませんが)
伊西岩は,神岡鉱山付近で亜鉛・鉛のスカルン鉱体に接して産する,輝石花崗岩のような深成岩(多分).詳細は島崎先生のブログ参照. http://www1.odn.ne.jp/~caw40120/commen22.htm#onezeronine
以下,順不同です.
まずは晶質石灰岩.80-90%は方解石.薄片写真は幅24mm,顕微鏡写真はスケールが1㎜.薄片写真は,左がOpen,右2つはクロスポーラーで各々ポーラーの方位が45度異なる.

方解石(左下).透閃石,白雲母,

次は,少し閃緑岩の部分がついている.

透輝石?,スフェーン?,方解石

次は右下は晶質石灰岩で,左上が伊西岩.ポーラーの写真2枚はポーラーの方位が同じようでした.

透輝石(一部,角閃石に置き換わっている),アルカリ長石,? 伊西岩ぽい.

次は最初のと類似している晶質石灰岩で混ざったもの.

顕微鏡写真で見ると,方解石(右上の大きい結晶),緑簾石,スフェーンなど.

まだあと5枚あるのだが,今日はここまで.
伊西岩では輝石がかなり派手な累帯構造をして#Mgが大きく変動することがKunugiza(1999) Resource Geol.に記載され成因が議論されているのだが,今回はそこまでいきませんでした.