今日午前で、火山関係は一応終了。
朝は’火山ダイナミクス・素過程’。最初の2件は火砕噴火の火砕流発生の遷移の3D計算機実験による検討。いったんコードができるとどんどん具体例の検討が進んでいる。Koyaguchiさんは火口の形状による効果の検討で、ジェットタイプとFountainタイプでそれぞれ噴煙柱崩壊の条件を検討して、Woods&Bower(1995)とOgdenetal.(2008)の検討で、一応前者に近い結果。Suzukiさんは火口形状をについて適合膨張条件で温度を変えたりした実験でやはり火砕流発生の条件が変化することを示している。1000Kはともかく、800K以下は低すぎだと思うのだが。萬年さんは、火砕物拡散モデルTephra2をより地質的に扱えるよう改良する試み。Suzuki(1983)が如何に画期的な仕事だったかが理解された。
途中、レオロジーセッションでIshibashi氏、Sumitaさんの話を聞く。Ishibashi氏、Introductionでやや時間を取り過ぎの感。Sumitaさん今日聞いた話で一番面白かった。寒天の濃度を変化させて脆性~延性の物性を作ってクラック流体挙動の検討。クラックの先端の形状が浮力と降伏応力のバランスで決まるらしい。実際の火山の非常に簡単なモデルになっている。
元に戻って、Kozonoさんはドーム噴火と爆発の遷移の検討、結晶作用の効果で溜り圧と流量が負の相関を持つ部分について、Melnikの結晶作用の効果を云われたのだが、あれだと雲仙で見られた結晶量と噴出率の変化が説明できないように思ったのだが、誤解なのだろうか。Ida先生、Toramaruさんモデルついていけない。
Eiichi先生から、学生さんがFJの実験やるについて、少しテーマについてお聞きする。
Miyamotoさん達のミューオンによる平成新山の透視、解析にすごく時間をとることを理解。Okabeさん達、水あめに酸素気泡を入れて脆性度を変えて破砕過程を調べている。脆性度の定義はIchihara&Rubin(2010)。Kawabataさん達以前からやっておられる結晶を含む系へShearを加えると生じるドメイン構造の発達過程を解析。後で聞くと結晶量が少なくてもドメイン構造はできるとのこと。我々の粘性実験でも生じているものだろうか。あるJournalで通らなったとのことだが、他にない研究だし是非良い処へ出してほしい。Okumuraさん達はやはりShearを加えてのその場観察とCT撮像を重ねて、ふつうなら、マグマは脱ガスしてしまうのがDefaultでなぜ爆発的になりうるかを考えるべき、というのは逆転の発想。ちょっと疑問は、中心回転なのでShearRateの勾配がある実験だと天然の火道流とは異なる可能性。
お昼に、Special Lecture, Ohkouchiさんの地球生物学入門を聴く。
午後は、最初、堆積セッションでGotoさんの火星の堆積学の話を聞いてあとは、惑星セッション。HiRISEの写真は分解能高い。今年11月に阿蘇でPlanetary Geology Field Symposiiumがあるとのこと。惑星セッションのSuzukiさんWadaさん達は火星で見られるランパートクレーターの再現。実験的には流動性の表層でも生じるようだがクレーター近傍のランパートで火星のものとは違う感じ。計算機ではできなかったようだ。地表重力流。聞きたかったのはYamamatoさんのリモセンによる地球のクレーター探査。まだ今から準備する段階のようだが、判っているクレーターについての経験を積んでいる段階。
夕方ポスターに行くと、Taniguchiさんの無事生還記念会をするとのことで、近くで飲み会、8人。塩釜の11階に居られたとのことだが、いろいろ大変だったことを知る。Moveの精神の話が結構出た。いろいろ思い出があって、また東北震災の現実があり良い時を過ごすことができた。少し早目に帰れた。