一応、富士山について現時点で起こりそうな常識的シナリオ
1.噴火開始日: 一番難しいが、今の変形が線形で進んでそのまま噴火につながれば、20日後*?実際は指数関数的に変化するのでもっと早い可能性もある。地殻中~浅部貫入で溜まればそのまま何事もなしもありうる。途中貫入で第二波がくれば数か月~後。(*今の歪速度、GPS測線は伸張に斜めなので実際は1.5倍)
2.噴出量: 宝永以降300年で溜まった量は、宮地(2007)の噴出率で計算すると、最近の値だと0.4㎞3、その前のステージの値を使う(最近は側噴火が多くこれは貫入分があるので実際はもっと多い)と0.7㎞3.但し、今回も側噴火になる可能性が高いので、高々0.4㎞3(?)。
3.噴火地点: 今の変形の中心は正確には判らないが、見当としては大淵丸尾から富士吉田5合目の間が確率が高いように思う。
4.噴火様式:大淵丸尾は大半溶岩流だったと思うが、急に上昇すると大室山のように強ストロンボリ~サブプリニー式の可能性もある。噴火の時間が延びれば延びるほど非爆発的な可能性が強くなる。逆に言えば、早く始まる場合は爆発的の可能性、後半は非爆発的に遷移。
5.噴火期間:地下の鳴動で終わり~短ければ数日でちょろ。長ければ数年。深いマグマ溜りのご機嫌次第。
PS usa_hakaseさんによると,気象庁は3.15地震の後はマグニチュードが下がってきていて通常の余震と把握している,とのことです.
PS2 いずれにしても、GPSと傾斜、地震をあと10日位は見続けてどうなるか、でしょうか。
PS3 20日頃からFJ6V-FJMVの伸張は止まってむしろ少し縮んでいる。よかった。ところで、マグマ貫入は最大主圧縮応力方向なので、今回の場合だと、NNW-SSE方向だった。山頂からみると片蓋山等小規模な側火山が分布する方向だった。(汗;)